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合鍵

私の鍵と、あなたの鍵
少しだけ似てるから 間違える
片っぽを差す グルっと回す
あっ 開かない

その瞬間 君にもらった鍵だって
少しだけ 頰が緩む

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思い込み

電車に揺られながら考える
もしも私の『足』が突然動かなくなってしまったら
私は怒るだろうか
泣くのだろうか

神様神様どうかお願いしますと
『足』を引きづりながら
薄ぼんやりした幻想にすがるのだろうか

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No title

なんにもないや、ここにはもう。
こわくもないな、なんでだろう。
くちびるをかむ、キミのくせが、
今日もとっても、愛らしい。

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季節外れのアイス

キミを思う度に、ボクじゃ足りない気がしていた。
夜があける度に、隣をいつも見てしまう。
消費期限はキミ次第。いつも切れないかヒヤヒヤして、今日じゃないとわかる度、何度も何度も引き寄せてしまう。
キミが頬張るアイスが、すこぶる羨ましいよ。

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No title

与えることでしか求められなくて、求めることでしか確認出来なかった、
一切の妥協点を許さない愛が確かにそこにある。

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詩『風の報せ』

不意に胸が痛むのは、きっと君が泣いているから。
不安でどうしようもなかったけれど、
そう思うようになった時から、少し気が楽になった。

不意に頭が痛むのは、きっと君が寒がっているから。
これから寒くなる季節だけれど、
そう思うようになった時から、少し気にならなくなった。

不意に涙が落ちるのは、きっと君が叫んでいるから。
誰に聞こえるものでもないけれど、
そう思うようになった時から、少し空を見上げるようになった。

風を浴びるほど強く感じる時も、
むしろ無風で暑苦しささえ覚える時も、
不意な報せにきっと身体は気付いているんだ。
そう思うようになった時から、僕は僕であると思えるんだ。

0

The next one step.

0から1にするのは案外容易な事である。
少しの自信と冒険心があれば未知の領域にだって足を踏み出せる。

最も難儀なことはその1を2にする事。
小さく見えるけどその値は実に倍増となる。

大切なのは1歩目じゃあないんだ。更に踏み入るための次の1歩だよ。

何かを始めるより。
何かを続ける方が難しいってこと。

0

Moon light

つ……つらくて 泣こうと思った

見上げると曇ってる中 輝いてる君がいた

よし、
もう少し頑張ってみよう

周りを見ると星が支えてるように見えた

よし、
色んな人に頼ってみよう

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無題

ふと、思うのだ
実は 自分は交通事故にあい、昏睡状態で
今まで、見たもの嗅いだもの触ったもの
感じたこと
すべて夢だったとしたら…
あるいは自分は既に死んでいて 此処は
架空の世界だとしたら…
目を覚まして、本当はどうなっているのか
見てみたい
自分が作り上げてきた、世界がどのようなものなのか
見てみたい
それは 醜いものか 汚いものか
目を覆ってしまいたくなるほど
悲惨なものか
しかし
汚くとも 醜くとも 目を覆ってしまうほど
悲惨でも
それはそれで
儚く 美しい景色かもしれない

そんなことを創造し
眠りにつく

美しい夢をみるために

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 じょにーうぉーかー

ゆるり、跨ぐ
なだらかに、おだやかに
鼻声はゆるく、ひとこと
昨日と同じ顔して
今日はやって来て
今日は、いつまでも今日だよ
といつの間にか明日になる
車窓の様に
僕を騙すみたく
なにか、変われるといいな
いつかの今日の僕よ
夜明けの様に、眺めていて