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詩『風の報せ』

不意に胸が痛むのは、きっと君が泣いているから。
不安でどうしようもなかったけれど、
そう思うようになった時から、少し気が楽になった。

不意に頭が痛むのは、きっと君が寒がっているから。
これから寒くなる季節だけれど、
そう思うようになった時から、少し気にならなくなった。

不意に涙が落ちるのは、きっと君が叫んでいるから。
誰に聞こえるものでもないけれど、
そう思うようになった時から、少し空を見上げるようになった。

風を浴びるほど強く感じる時も、
むしろ無風で暑苦しささえ覚える時も、
不意な報せにきっと身体は気付いているんだ。
そう思うようになった時から、僕は僕であると思えるんだ。

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  • 【green swanさん】
    またまたレスありがとうございます。
    過去作まで見てくださったんですね、
    ありがとうございます。
    僕も最近つらいことがありましたが、
    少しずつ前を向けるようになりました。
    green swanさんも無理せず
    休み休み元気にやっていきましょう。