1人でいるのが寂しい。辛い。
前は1人でいることに寂しさなんかなかったのに。なんでだろう、、、
答えはすぐに出た。
大切なものが増えたからだ。
大切なものがいつも側にあるから、いざ1人になると寂しいって思うんだ。
「あぁ、16歳になったのか。もう、15歳未満ではない。別れだ。」
「あああ・・・」
「さぁ、さよならだ15歳未満のぼく。」
「だ、だめだよ・・・!」
「なぜ。」
「君がどんどん先に行ったら死んじゃうんだよ・・・いなくなっちゃうんだよ・・・!嫌だよ、行かないでよ!」
「行かないと、未来がぼくを待っている。君がここでひきとめたら君の頑張り、悩み、感情は無駄になるんだよ。」
「・・・っ。でも、君が死んだら、同じことになってしま」
「誰でも死ぬんだよ。永遠に生き残るってことは無い。死ななくてはならないのだ。」
「嫌だ、ダメ、行かないで、お願い、帰ってきて!」
「ぼくは、次は、死んだぼくに会いに行かなくてはならないのだよ。」
「そんなっ・・・!」
「これ以上、一緒にいられない。死んだぼくが君を引き止めたいらしいよ。後見てごらん。」
「ひっ・・・!」
「こんなに手があるってことは、もう、分かっただろう。」
「くっ、はなっ、してよっ、なっ、はなしてってっ、!」
「さようなら。」
「やだっ、いか、な、いで・・・」
「もう、君に会いたくても会えないんだよ。」
どうしたら君に伝わってくれる
どうしたら君に近づける
どうしたら君は振り向いてくれる
どうしたら、どうしたら
ぼくは君に好きって言える
太陽みたいに明るかったらいいの
月みたいに優しかったらいいの
どうしたらいいんだろうね
いろんな歌が いろんな人が おだてたり 非難したりして通り過ぎていった
「おい、ちゃんと見て歩け」知らない向こうをさしてやつは言う
「歩いてるさ。何でそんな気違いに怒鳴るんだ」
「ああ そのままだと 電柱にでもぶつかって怪我するからだ」
俺はみた 深い傷を負っている けど笑ってやった やつもざっくりいっていた
前向きに 前向きに
未来があった方がいい
でもうしろの100万マイルが大切なんだ
あったことのない人を愛せない
これから続く100万マイルだって拒めない
私を悪へと駆り立てるあなたは悪魔か
それとも、私に笑顔を与えるあなたは天使か
あなたにとって私は悪魔か、もしくは天使か
あなたはあなたは
私は私
そう悪魔でも天使でもなく人間なのだ
あぁ…なぜあなたはあなたなの?
斜に構えているわけでもなく
冷たいんでも、乾いてるんでもない
ただ若くない、若いんだろうけど若くない
周りの若さが眩しくて
あの娘の笑顔の逆光の影に隠れて
僕は独り、立ち眩んだ。