大人になれよ、と
急かす秒針が
今日も心臓を突き動かす
君から貰った言葉は
あの頃の熱を持ったまま
ランドセルとセーラー服を脱ぎ捨てて
青春のレールは気が付いたら終わってた
泪の間を泳いでいって
そのまま夜に溶けてしまいたい
そんな夜の始まり
いつも 近くを散歩してるおじいちゃん
相棒のトイプードルの白いモジャモジャも一緒
モコモコ モコモコ
一緒にモコモコ歩いている
ひとりきりの台所で
せっせともやしを食べる
金欠の味方のくせに
そんなにもたないとか
優しいだけが取り柄
だとか、考えながら、もやしを食べる
ごま油のかおり、ぷつんとはじける
もやしをせっせと食べる
もやしをせっせと食べる
色白の君は今日も元気かい
君の隣は安心する。
うんと小さなときからいた場所だから。
好きとか恋愛とかじゃないんだけど
言葉にするならきっと
君は私の親友。
ぐるぐるぐるぐる。
毎日同じサイクルで回る私の日常。
つまらない。誰か壊して。
当事者たちがみな 自分のことは棚に上げ
面倒事に触れるものかと 目を背けてる
それでも気にしなければ それで回っていくのだろうか
気付いてしまった 気にしてしまった 私が間違いか?
お主ら、もやに包めばそれで終いか。
それで納得がいかないのは私だけか?
残された選択は
他人に期待するのをやめるか
自分が傷つくのを恐れることをやめるか
あれ、結局結論は1つじゃないか?
いつまで繰り返すんだとうんざりする
僕は今日も間違える。
人生はどんなに間違えたって良いんだ。
生き方に正解も不正解もない。
10代の僕には今がすべてだと思っていた。
学校の成績や部活動での功績なんて、社会に出れば関係ない。
実力があろうとなかろうと、世の中と言う波乱に、
無防備で挑まなければならない。
ただ、戦いかたはひとそれぞれ。
網膜と鼓膜の表面だけが「せかい」で、
あとはぜんぶまやかしなんだって
知っているのはぼく一人
人生なんて、