すべてのことは影響しあっている。
ひとつでも欠けるとバランスが取れなくなってしまう。
だから、無駄なものは何もない。
やっぱりぼくじゃなくて
こいつのほうを選ぶんだろうな。
親からの扱いも違うし。
ちゃんと怒られててる感じしないし。
ぼくがいないほうが世界は優しかったんだろうな。
結局ぼくは
何のために。
誰のために。
生まれてきたんだろうね。
何でだろうね。
何で生まれてきたんだろうね。
ねぇ、今日は月が綺麗だよ
君に送った写真
君は月を見てるかな
いつもより低くて
いつもより優しい
君の声が好き
あぁ、今君に会いたい
高嶺に雪が降りたるを詠める
あさぼらけ 昇る空亡 山越えて
あわはれわたる 峰の白雪
片耳だけに熱い血が流れてる
首許まで重たい掛け蒲団を引き寄せて
ぎゅっと両手で掴んだまま
詰まっていないほうの鼻を下にして