どうやら春が来たらしい
何かと節目に当たる季節だ
前に見た桜が散ったあの日からずっと
つまらないという本音を隠して
欠けた何かがどこにあるのかを
知っているのに探している
桜はもうすぐ咲くことだろう
僕はまだ冬を越せない
キミは僕の唄を嘲笑った
なんて無様で惨めな唄だ。と。
だから僕は言った。
キミの唄はとても美しく誇れる唄だ、でもそれはテンプレに沿ったつまらない唄だ。と。
そう、これが僕の唄。どんなに無様で惨めでも、誰の見本通りにもならない【オリジナル】の唄。
『ばいばい』
そんなコトバじゃない
もっとキミに伝えたいことがあったのに
『好き』
このコトバが言えなくて
キミに会いたい
キミと話がしたい
キミと笑いあいたい
そうしたら言えるのかな
勇気がほしいよ
神さま
お願いです
もしも
ひとつだけ
願いが叶うならば
わたしは
あの人と
ずっと一緒にいたい