紙に自分の名前を書く
これは自分か
いや、違うこれは只の文字だ
僕は僕か?
君は君なのか?
原子核に
相対性理論、そして、精神分析
明日、朝七時に電車は来るか?
そんな事は分からない。
世界はデタラメだ。
だからこそ、君は君の言葉を喋り続けるのだ
世界を変えてみせると
いきりたって叫んだ歌は
闇深い世間に埋もれていった
叫んだ声も
叫んでいたと勘違いしていただけか
外で聴いてみれば
汚くしゃがれて
震えて小さい
ああ
こんな歌じゃ世界は変わらない
こんな僕じゃ君は振り向かない
僕の気持ちをわかってくれとは言わない
そのかわり
僕の存在を否定はしないでくれないか
そんな思いでいることを
君にわかって欲しいんだ
ああ とどのつまり
僕は
僕のとなりには、いつも君がいた。
君は知ってるかい?
君が隣にいるのは当たり前だと、そう思っていた。
でも、今君のとなりにはだれがいる?
僕は君のとなりにいたいよ
あの日
私があの人を引き留めていたら
あの日
私があの人に聞かなければ
あの日
私があの人の前で強がって見せていなかったら
あの日
私があの人の前で弱音をいっていたら
あの人は今でも
そばで笑ってくれていただろうか
優しい目を向けてくれただろうか
あの人に
「女優泣き」なんて言われることもなかっただろうか
「頑張ったね」と言われていただろうか
分かってる。
もうどうにもならないことくらい
私が選んだ道だってことくらい
でも考えてしまう
あの日
私ではない別の誰かが生まれていたら
あの人たちは今
一緒にいれたのかもしれない
今より幸せだったのかもしれない
そう考えると
辛くて
悲しくて
痛くて
誰かの温もりが恋しくなって
でも私がその温もりを感じる資格なんてあるのかって思って
今日も独りで泣きながら
大切な人達の幸せを願う
僕
僕とは
僕とは何か
君とは何か
君とは
君
僕はいつも君を思っている
君はいつも何を思っている
君
君とは
君とは何か
僕とは何か
僕とは
僕
人の命とは、地球より重いと人は言うが
本当はピンポン球より軽いのだ
何故なら人の命は毎日のように亡くなるから
何処かの誰かが事故で亡くなって
何処かの誰かが殺されて亡くなって
何処かの誰かが寿命を迎えて亡くなって
それでも僕らは知らん顔をして生きているのだ
だから、僕らは他人の死を心に深く刻み込み
1秒1秒を確かな物にしながら
ただただ必死に抗って、生きるしか道は無いのだ
こう綴る僕自身も明日には死ぬかもしれないから
こ、こんなんでいいんですかねぇ…
くさいですねぇ………う〜ん…
花片が風に揺れて舞う
この地球上で迷う君へ届け
美しい花であれ、やがては散ってゆく
過ぎ行く季節の風に流れ
一輪の花が今散ってゆく
散ったことは、気付かれず
香りと過去の記憶と共に
自ら消えてゆく
消えた記憶は
誰かが気付いてくれてる
そう、信じ
どこへ行ってしまったのか
自分は分からない
気付かない・知らない
いつか散ってしまうかもしれない
心の花さえ
気づかないまま気付かれないまま
やがて、終わる
枯れ果ててしまう
一滴も涙を残さず
私を方向音痴ってバカにして。
ちゃんと帰れんのか?って心配して。
駅の改札口まで送ってくれた君。
安心している君。
心配している私。
このあと1人で歩いて帰る君。
お願いだから無事に帰って。
事故なんかに遭わないで。
家に着いて「私は家に着いたよ」とLINE。
スマホを握りしめる。
「俺も家に着いたよ」とLINE。
安心している私。
あんまり笑顔でいようとしすぎて
怒った顔ができなくなってた
どろどろしたものも 荒んだ嵐のようなものも
確かにあるのに気づかれることもなく
ただとるにたらない星みたいに光ろうとしていた
星座になれない僕は
遠くを見つめ
雲の切れ間に何かを思って
隣の家の犬が吠えた
蟻が一匹潰れて死んだ
ころりとりんごが転がった
好きってさ。いろんな意味があるよね。
友達として好き
家族として好き
人として好き
リップサービスの好き
愛情の好き
現実から 逃げれば きっと 手に入らない
でもだからって この現実は 受け止めたくない
泣いたって 意味ないとか そんなの わかってる
でもだからって 涙が出るのは 我慢できない
悲しい 苦しい 欲しい 愛おしい
だけど 怖くて