アイコンタクト
いつからこんなに下手くそになったの
君と目があって
それだけで恥ずかしくて
見つめてられなくなるのに
君が私の目をじっと見て
何か伝えようとするから
この胸の声が聞こえないように
そっと君と心分かち合うの
理解しようとするの
会えない時間に負けない
また明日ね
セイトカイチョウ…
君が?
務まるの?そんな大役
君はなにも言わずに私の頭を
ぐしゃぐしゃにする
本当は嬉しいくせに
チクチクした言葉しか
この口からは出てこない
私、可愛くないな
それなのに君は意地悪そうに
可愛いねって言うんだから
勘違いしちゃうじゃん、
その笑顔
独り占めしちゃダメですか、
君は私の心
苦しくさせるのが上手ね
まぁ、頑張りなよ、セートカイチョー
君はその笑顔で
私の頭を
ぐしゃぐしゃにする
「文字は、人を癒すことも傷付けることも出来る“魔法”です」
かつて、文字の魔術師を名乗るこの部の部員が黒板に綴った呪文
閉じた十代。
悩み、苦しみ、ギリギリのところを行ったり来たり。
緑の黒板に置かれた白い文字は、私にとっての酸素だった。
あれから7年。
まだ、生きていることについて。
なぜかわからない。未来は見えない。
けれど、これだけは確か。
あのとき、死ななくてよかった。
隅に映る「21歳」は、私が生き抜いた証。
例えば、辛党の君が作ってくれる
とびっきりの甘口カレーに私の舌が蕩けた時
例えば、慣れない私がやっと こさえた
味噌カツに君が うま!とがっついてくれた時
きっと此処には 愛が満ちている