愛とか恋とか そんな夜を越えて
君に逢いに行きたい
光とか闇とか そんな明日を越えて
君と手を繋ぎたい
ラジオをつけた
ラジオはむかしから変わらない
夏は夏らしい音楽が流れ冬は冬らしい音楽が流れる
こんなのんびりしたメディアに耽溺していたら人間が駄目になってしまいそうだが
駄目になったっていいじゃないか
いま持っているラジオは親父の形見の1984年製の中国製のラジオだ
家電量販店のオープン記念の特売で買ったとか
夏休み長い道のり隣町まで自転車こいで
俺のスマホは一年前に買ったやつだ
聴きたい音楽があったら動画サイトにアクセスすればすぐ聴くことができる
田舎で電波を受信するために導線を屋根の梁にくくりつけたりするなどの苦労をして聴いた洋楽は感動ものだったらしい
何もかも失っても一年あれば復活できるって親父は言ってた
貧乏してスマホが持てなくなってもラジオぐらいなら持てる
だから何だってわけじゃないけどさ
君と僕が出会えたことが奇跡なら、もう少しだけ奇跡を望んで良いですか
あなたに今会いたい
今日の主役は貴方
なかなか言えない事
今日は言える気がする
いつも愛情をたくさん注いでくれてありがとう
遅くまでお仕事お疲れさま
習い事の送り迎えも遠いのにいつもありがとう
怒らせてばっかりだけど
嫌いじゃない
大好きだから
いつまでも元気でいてね
叫び出したい この 衝動は なに
後で 見たら 恥ずかしくなりそうな
でも どこかで 期待してる
あの感動が またいつか 来ますように
動き初める
ひとことで挨拶と社交辞令からバイバイまでぜんぶ兼ねちゃうぐらい真っ白に塗り潰された(もうなんにもしたくない!)街に小さな影が落ちて、ぼくのサングラスを焦がしていく
アイスクリームを落とした
いちご味の
私の落としたアイスクリームを
アリたちがせかせか
一生懸命に
汗でもかいて
運んでるもんだから
落としてよかった
なんて
思ってしまったじゃないか
真夏の夕暮れに沿って、歩く帰り道、汗を忘れている
かりそめのキスは暑さに溶けてザラザラとした砂に紛れた
僕らの恋があの時、瓦解した意味を再構築してる
運命を捨てたりしない。抗えもしない、代わりなんかいない、
最後の夏祭り、来年からはもう来ないだろう、それはそうと、不安だな、
いないだろう、きっとそんなことないんだろう、でももし会ってしまったら、少しだけふためいてしまうな、
夜の街頭が眩しく感じるのはきっと、強がっていたのが少し割れたから
久しく会えてない。いや、会ってない、会わなくて構わない
いつかの涙を湿った風に当てても乾いたりしない
運命を捨ててもいいなら、喜んで捨てて、今を変えてみたい
最後の花火が変えていく、並木道、眩しくって、去年より素敵だな
最後が花火で良かったよ、黄昏の邪魔にならないな、いないって、いつもの癖だったりするな
もし、もう一度会ったら…
あぁなんて、愚かな僕なのだろう
最後の夏祭り、来年からはもう来ないだろう、それはそうと、不安だな、
いないだろう、きっとそんなことないんだろう、もし会ってしまったら、少しだけふためいてしまうな、
子供は真っ白なキャンバスを持っていて
毎日たくさんの色を塗っていく
大人は灰色のキャンバスを持っていて
毎日同じ色を塗り重ねていく
もし忘れそうになったら
新しいキャンバスに変えよう
新しい色はすぐ近くにあるから
真っ白なキャンバスに描こう
あなたの素敵な色を