ゆるやかにあせていくその色が
きみの目に まだ映っているなら
そのまばたき一瞬の景色だけで
ぼくは生きてゆけるのに
悪魔にあいされたきみのひとみ
星くずキャンディ、夢みるカラフル
夜闇にとじこめた太陽は 二度と
せかいを照らすことはない
サイダーが満ちるゆりかごのなかで
陽炎のような産声をきいた
たったひとつ ゆるした欲が
ぼくらをひどくくるしめた
わすれたはずの朱色はまだ
きみのからだを絶えずめぐる
うまれるまえからわかっていても
それでも、きみに会いたかった
ずっと伸ばしていた前髪を
バッサリと切った
あなたは明日
気づいてくれるよね?
人生はクソゲーだ
どんなに期待されても、
自分は誰かの劣化版、脇役の脇役でしかない
誕生日は誰にも祝われず
やりたくもない役職に夏休みを潰し
読みたい本も
見たい映画も
見れない。
夢は否定され、
なんのための、毎日なんだろう...
なんのための...