0

恋は盲目

ゆるやかにあせていくその色が
きみの目に まだ映っているなら
そのまばたき一瞬の景色だけで
ぼくは生きてゆけるのに

悪魔にあいされたきみのひとみ
星くずキャンディ、夢みるカラフル
夜闇にとじこめた太陽は 二度と
せかいを照らすことはない

サイダーが満ちるゆりかごのなかで
陽炎のような産声をきいた
たったひとつ ゆるした欲が
ぼくらをひどくくるしめた

わすれたはずの朱色はまだ
きみのからだを絶えずめぐる
うまれるまえからわかっていても
それでも、きみに会いたかった

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。