目測誤って溶岩に落ちたって
何度も立ち上がってみせるよ。
だって僕の後ろには99人の仲間がいるんだもん。
失敗、失敗、何度も失敗。
その度に立ち上がる。
おばけも甘栗も大きなカメも
何度も倒す。
助けてもらえるからって、注意力が足りないんじゃない?
またさらわれてしまったから、城まで助けに行こう。
溶岩飛び越える。
川を泳ぐ。
攻撃方法がわかったなら、
これが最後のコンティニュー。
流行りの電球じゃなくてプラカップでソーダを飲む
1人屋台が並ぶ道を歩く
塾の帰りで一緒に花火を見る約束なんてないから
好きなように歩く
私はぶらぶら花火と屋台を見ながら
親がくれた500円をソーダと焼き鳥にした
なんて可愛くない組み合わせなんだろう
だけど好きだから仕方ない
花火も終盤というところで私は歩き出した
人の波には飲まれたくない
せめて親か妹とくればもっと楽しかったのかな
と密かに思いつつゆっくり歩く
下を向いて歩いていた私は最後の花火で顔をあげる
大きな花火だった
顔をあげた瞬間
私の顔も花火のように真っ赤に染まった
目に映ったのは貴方と彼女
やっぱり来てたんだ
彼女と笑いあっている顔
私が好きな貴方の顔
分かってはいる事だが何だか視界が歪む
見たくなかったな~って
プラカップには溶け出した氷
残ったシロップでほんのちょっぴり甘い
楽しそうに
君と話すあの子を見て
羨ましいのに
自分からは決していけない
いつだって
傷つく事を恐れてる
自分が嫌いだ
いつも考えるの…
私ってなんで行きてるんだろうって。
答えなんてないのは知ってる
自分で見つけなきゃ
いけない事も知ってる
でも、
誰かにすがりたくて
誰かに助けてほしくて
本当は…
全部リセットしたいな
嫌なこと全部
嫌な過去を取り消して
一からやり直したい
でもできない
なんでできないの?
考えても無駄か…
笑われてしまわれるくらい
正直な気持ちで
あなたを好きだと言いたい
もっともっと自分に正直でいいんじゃないかな
辛い辛い、って
現実から逃げてきた
だけどもう
負けたくない。
逃げたくない
強くなりたいんだ
私は歌うのへたくそで
カラオケとか人前で1回も歌ったことなかった
君が聴きたいとか言うから
笑われるの覚悟で歌ってやった
恐る恐る目を向けると
そんなことないやんって真面目がお
きれいな声しとるってほんとかな
点は君より大分低かったけど
たまに小声で口ずさむと
君は驚いて
私の真似をしてたっけ
毎日放課後音楽室
君とあいつのふたりの歌に
私は小さくピアノで合わせるだけ
君みたいに歌えたら
あいつみたいに歌えたら
3人で歌えていたら
もっと一緒に居れたかもしれない
君の心に残れたかもしれない
君は忘れん坊だから
あの日々をもう覚えてないかもしれないね
私のことも多分きっと
いつか大人になって
また思い出してくれたらいいな
今度あうときは
もう少し歌うの上手になってると思うよ