手を伸ばせば届く、その数センチが
物凄く遠くて
いつもの距離は
ずっと遠くて
2年前のあの頃
あなたの愚痴を聞いたりしたり
相談に乗ったり
二人で帰ったり...
今より、ずっと近かった
自分は、その数センチを超えられますか?
手が届きそうで届かない、その数センチを
私と君は顔見知り程度
あっても何も話すことは無い
少し期待して、何も起こらなくて、気分は落ちて
どうせ叶わないんだから と何度も思った
それでも私は君に恋をした
それが嬉しくして今日もまた君を探すんだ
この選択は間違いなくキズが残る
今まで世話になった先生、友人
先輩後輩の壁が無かった、あの人たちも
そして、大事にしたかった、あの人も...
目を閉じれば、浮かんでくる
また集まって、酒も呑める年になって
笑いながら、いつものように...
あの二人は、ずっとくっついたまんまだろう
あの人はい未だに片思いのまま、
ずっと独特の距離感で...
あの人は...あの人は...
けど、そこに自分はいない
もう、帰ってこれない
帰れない
分かっていてもなお、進むことを選んだ
願わくば、自分が残した人たちが幸せで
あり続けますように...
久ぶりに会ったあなたは
やっぱり相も変わらず、笑顔で
けど、自分の心の中は穏やかじゃなくて
あなたが笑顔で、他の人と話すと
どうしようも無く、胸が苦しい
学校が、学年が違う
それがどうしても苦しい
あなたは、自分のことをどう思っているのだろう