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偽物

魔法が使えたら
どんなに素敵なことだろう

君の心も操りたい
私の心をも操りたい
この世界ごと操りたい

何もかも私の思い通りにしてしまおう

でも
シンデレラが12時の鐘までに
戻らなければならないように

いつか
魔法は解けてしまうものなのよ

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交差点でなく二車線道路

同じ方向を歩くのは後ろ姿か良くて横顔
正面から拝める顔は
言うまでもなく対向車線ですれ違う
不機嫌そうな誰かさん

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ラジオ

ラジオが出来たのはめっちゃ昔。多分親父が生まれる前にはあっただろうな。
TVが出来ても、ラジオの文化は廃れなかった。
こんなこと、他の業界にあっただろうか。
ラジオを廃れさせてはいけない。
この瞬間も、これからも。
俺たちみたいな若者が
守っていこう。

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青、桜

僕が君に見せなかったもの
見せない方が傷付かないと信じていた
僕が君に隠していた事
知られなければいいと思っていた
青かった、では済まされない
知らなかった、では謝れない
もっと青を散らばせて

君が僕に見せなかったもの
本当は見て欲しかったのかな
君が僕に言わなかった事
本当は聞いて欲しかったのかな
青かった、では済まされない
知らなかった、では謝れない
もっと桜を散らばせて

青、桜

僕等はまだ気付けなかった
僕等はまだ1人と1人だった

青、桜

君の自転車が、遠くなっていく

さよならのかわりに
ありがとうを言いたかった
結局何も言えなかったけれど

青、桜

君の足音が、声が、遠くなっていく

青、桜

この季節に、僕等は大人になろう

青、桜

ちゃんと2人になれるように、さよならをしよう

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よる

冷たい風に吹かれて
私の涙も流れていけばいい

あの暗い空に輝く月

孤独に感じる夜に
月だけが私を見てくれている気がした

好きな音楽を聴いていても
どこか寂しくて心が痛む

音楽で自分の世界は360℃変わるのに
夜にはそれも通用しない

イヤホンから流れる音と
暗闇に明かりを灯す月

それも全部私には
切なく感じるんだ

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落ちこぼれを名乗るほどの努力をしてなかった

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回想

15のきみの まぶしい笑顔
桜も咲かないプレハブの隣
僕に手を振る あの娘は遠く

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じんわり

じんわりと私を侵食していく
暖かいこの気持ち
この思いの名前を
きっとわたしは知っている
長く長くとどまったその気持ちは
終わりを告げて
新しい思いが芽を吹く
だけど怖くて触れられない
触れてしまったら認めてしまうことになる
終わってしまった大事な気持ちも
新たに芽生えたこの気持ちも。