表示件数
4

戯言即興詩。

詩が詩である意味はなんだろう?
ことばが此処にある理由はなんだろう?

ぼくがいなくなってしまったら
最後に遺るものってなんだろう
今日は雨が降ってそろそろあがるらしい。
なにもかもがもどかしくてこそばゆい夜、
なんだか久しぶりにカレーが食べたい。

ことばは溢れないよ。湧きもしない。
ただボトルに詰めた水のように、
こくり、こくりと呑んでいるだけ。
おやすみ、2018年。

0

.

ごめんね。が口から出てこなくなった

0

.

小さい頃より空が遠い存在になった気がする

3

不必要なわたし

心が痛いから。
要らないほつれみたいに
簡単に捨てないでくれないか

0

しあわせ

空が青いだけでしあわせ
大好きな友達と話せるだけでしあわせ
ゆっくり寝られるだけでしあわせ
好きな人と話せるだけでしあわせ
好きな人がそこにいるだけでしあわせ

しあわせがずっと続きますように…

0

一生の片思い

貴方の歌を聞いていると涙が溢れてしまう
どんな曲調も貴方の声で全て悲しくなるんです

胸の奥が苦しくて…

歌詞も全て私の中に染み込んで 歌声は脳裏に焼き付いて
貴方の笑顔を思い浮かべるたび私は泣きたくなるんです

どれだけ想っていても貴方には届きやしない
虚しくなって、この想い何処かに捨てたいと思っても
やっぱり心に嘘はつけないかった

貴方に会えたら私の想い、全てはき出してもいいですか?

0

距離ある逢瀬

放課後の教室。
あなたはそんなこと
露ほども思ってはいないでしょう。
でもわたしは それでもわたしは
文庫本を片手に
わたしに気づいてもいなそうなあなたに
わたしは体温があがってしまうのです。

ねえ、近くにいってもいい?

0

理解されない辛さ

もう...うんざりだ...「お前が何考えてるか分からない」そう言われたから自分の気持ちを明かしたんだよ。なのに「自分本意だな」って...「勝手なこと言うな」って...「周りを考えろ」って...なら自分の考えは表に出さなければいいの?

もう...うんざりだ...「周りを考えろ」そう言われたから自分の気持ちを隠したんだよ。なのに「黙ってても何も伝わらない」って...「何か言いたいなら言葉にしろ」って...「お前が何を考えてるか分からない」って...なら自分の考えを表に出せばいいの?

そうか...自分が居なくなれば全てが済む...みんな、みんな、ハッピーな気持ちになれる。そう自分を捨てればいいんだ

0

現代の世の中こんなもの

私なりの、せめてもの 強がりで

無理して "笑" ってつけても

画面の前では泣きそうになってるんだから

バカみたい

7

我逢人

雨上がりに君は君と出会える
何も怖くないと思えるような
もしも出逢えたならその夜に
昇る太陽の賛美歌を歌おう
危うい正義の中でもがく
万華鏡みたいな葛藤の中で踊る

優しさだけじゃ生けていけない世の中で
その出会いだけが君を救ってくれる
それこそが「しるし」だから
なにが正しいかわからない世界で
その出会いだけが君を救う
全てはそこから始まるんだよ

時の流れを追い越して自転より速く走ろう
何も怖くないと思えるような
もしも出逢えたならその夜に
君の心の太陽は
答えを見つけてまたやってくる
そうすればきっと
君だって生まれ変わる

0

一行ポエム

結果至上主義じゃあ報われない人が多すぎる、そう思わない?

0

untitied

空青く晴れ 吹く風暖かく
人々は早足で歩き 点滅する青を渡る
今日を表すなら水色 あの子のスカートは赤
その角右折すればよくある店
量産型はとても安心 安全性高めの冷めた感情
置いてきた情景 掴んだまま離せない日常
手 伸ばせば伸ばすほど 遠ざかる

あの日の街 信号は赤
渡った反則 そこが君の儚さ
自転車の変則 ブレーキなしで坂道
下ってもリスクなし ハイリターン
絡まったイヤホンが流す音 いつか私へ

踏切の音がして 上がる棒細く
他人のこと気にならない なんて嘘はやめよう
私を表すなら なんだろう まだ何色でもない
その角左折すれば行き止まり
知れなかったちょっと先の未来 下調べは愚鈍
捨てたかった事情 切り離して拾えない常識
時期 延ばせば延ばすほど 変えられない

あの日の街 信号まだ赤
待った常識 無くしたように見えた自我
自分の中での規則 アクセルなしで坂道
下ることも登ることも不可
割れた電子機器が流せない音 いつか私へ

飲めるようになった黒
好きだった虹の色
手放した青は 信号を変える

今日この日の街 信号は青
走った衝動 これが私の決意
自分の中の最高速度 立ち止まりなしで坂道
下ってもハイリスクノーリターン
壊れたヘッドホンが流せない音 いつか私へ

2

おやすみ即興詩。

寝そびれてしまった夜、ロウソクの灯で
絵を描くようにことばを探していた。
どこかで見つけた景色がゆらいでいく
創造性の欠如。明日は遠足じゃないのに
さっきの「おやすみ」がぽっかり浮かんだまま
昨日と今日はどこで別れたのか、
電子音が0時を告げたけれどまだ