僕は騙されていた
何も気づくことなく平凡な毎日をおくっていた
彼女の笑顔が嘘と知らずに
僕が聞きたくない言葉
誰かを伝って僕の耳元へ届いた、届いてしまった
きっとあの一言を知らなければ
ずっと騙されていたに違えない
それにしても、
君は嘘をつくのがうまいね
元気にしてたかい
久しぶりだね
君と会うのは2回目だね
できれば会いたくなかったよ
心にもない不安ばかりを
胸に抱いて
ただ、何気ない日々を送る
これといった幸せもなく
平凡と呼べるその日々は
普通と呼ぶべき当たり前だった
大好きな音楽がイヤホンから流れ
あたしの耳に伝わるまでの
少しの間
私は何も考えず
無駄な時間を過ごし
友達と話す楽しい時間も
静まり帰ってしまうほどの
ただの普通
私はいったいどうすれば...
目が悪いみたいだ
まるで君が見えない
心の死角に そこに居るのかい?
曇った空気に遮られ
僕が虚像を信じこむ前に
そろそろ駄目だ助けだそうか
前に感じていた
温かさは何処だい?
寂しさだけに 包まれているのかい?
死んだ笑顔に忘れられ
君が無情を覚えこむ前に
そろそろ終わりだ二人でいようか
私の顔を いつか
貴方がお忘れになっても構わないのです
私の声を いつか
貴方がお忘れになっても構わないのです
私の言葉が いつか
貴方の中へと溶け込んで
その背を そっと押しやる時が来る
私の香りが いつか
貴方の中へと溶け込んで
その肩を ふっと弛める時が来る
いつかと夢見る その時の
その時の為に撒いた種々を
貴方の寝ている間に ひっそり
お世話させていただきたいのです