今日は機嫌が悪いの?
そんなことないです、起きたばかりで気の効いた声なんかでないだけです。
そっか。じゃあ発声練習から始めようか。君はもうおじいちゃんだしね。
「みんな」の中では若い方ですよ。
そうだねえ。君たちは人間なんかよりよっぽど長生きだ。
あと、僕らはおじいちゃんの方が素敵な声が出るんです。
そうだった。長生きしてもっともっとたくさん色んな声を聞かせてね。
それはあなたの練習量次第ですかね。
うわあ、刺さる。
でも、あなたのことは嫌いじゃないですよ。
出会ってからもう9年。君は大人しいのに頑固で、本当に心を開いてくれたのは最近な気がするけど。もっと君に素直な声を気持ちを、聞かせてもらえるように頑張るから。これからもよろしくね。
素の自分をさらしたら多くの人に嫌われました
しかしながら私はかえって得をしました
自分の正義を貫けるようになりました
醜さも愛してくれる人を見つけました
怖いものがなくなりました
要約すると、強くなりました。
ここではこんな自分 あそこではあんな自分
この世の中にいると本当の自分を見失ってしまいそう
どうして人は争うのだろう
戦争なんてなくなってしまえ
僕はよくそう思う
でも仕方のないことなのかもしれない
人は争って生きる生き物なのかもしれない
テストで順位を決める
美人だ醜いだと決める
美味しい不味いを決める
きっと僕らは争わずにはいられないんだ
明日の天気が穏やかであれ、ってさ、
明日も生きるって決めた者だけが願えるんだよ
願いだけど、希望だけど、少しの決意も必要なんだよ
何でもネガティブにしか
考えられなくて
ちょっとしたことで
気になってしまう僕は
すごく面倒臭いよね
そんなこと自分でも知ってるけれど
それがあたしの性格だから
変えようにも変えられないの
今日のあの事だって...
気にしてるのはきっとあたしだけ。
この性格が大嫌いだ
自分の意思とは裏腹に
周りに流されるのも
悪くないかもしれない
風のように吹かれていれば
仲間外れにもされる事なく
きっと平凡な毎日を送れる
勇気ある行動を僕にやれというのは
無理なはなしだ
おいてけぼりで
いつも後ろから
みんなの姿を眺めてるだけ
そんな僕はいつだって
笑ってる君が
羨ましいと感じるけれど
僕にそんな勇気はない
悲しいと感じる毎日を
送りたいわけではないけれど
やっぱり、僕は弱いんだ
いつだって
君のように笑っていたいのに
そう言うわけにはいかないんだよ