真夜中、白目剥いて歯を食いしばっている。私の中の悪魔、眠っててよ。
テレビでニュースを見る。速報のひとつも無い。頑張れニュースキャスター。私は見てるよ。
神様、ああ まだ息をしています。
これ、きっとあなたのミスです。
死ぬ前に、もっかい君とキスしたい。
そんなこと考えながら、布団に沈みたい。
君が持ってるギターで私がラブソングを歌ったなら、それは君と手を繋いでるのと同じ意味合いじゃない?
君が触ったネックを掴んでコードを抑えて掻き鳴らしたら、それは君と手を繋いでるのと同じ意味合いじゃない?
結婚観も、恋愛観も、音楽感も、何もかも。君の全ての感覚を愛してるよ。
知らない洋画を見る。字幕も吹き替えもない。頑張れ私の英語能力。話が掴めない。
例えば、ああ 今部屋を飛び出して、
君に会いに行ったとして。
死にたくなるほど虚しくなる。
もうそろそろ、朝日が見たい。
君が持ってる声で私にラブソングを歌ったなら、それは永遠を裏付ける何よりの幸福でしょう。
君が歌ったメロディーを真似て君に愛を歌ったら、君は微笑むかしら。それとも後ずさりするのかしら。
君とキスをしたあの子を頭の中で何度も殴ったり、声にならない叫び声を、必死に押し殺したり。
君と手を繋いでる感覚を思い出して、また泣きたくなる…鳴るギターは私の声。
こんな女近くにいない方が良いから。
私は君を好き。その事実さえあれば幸福だからね。
スマートフォンから曲をダウンロード。
君もこんなふうに、データだけになってしまうかな。嫌だな。嫌だな。
その内私とのトーク履歴も話した記憶も、君は忘れてしまうんだろうな。
嫌だな。嫌だな。
綴った言葉は宙に舞って、部屋中に散らばるんだ。嫌だな。嫌だな。
さんざん嫌になったの。誰かに恋をするってことが、数時間もなかったかもね。頭がフル回転してたから。
恋や愛について嫌という程、これでもかって言う程、考えたの。
でも好きかも。好きなの。
おかしいな、涙も出ないな。
君が持ってるギターで私がラブソングを歌ったなら、それは君と手を繋いでるのと同じ意味合いじゃない?
君が触ったネックを掴んでコードを抑えて掻き鳴らしたら、それは君と手を繋いでるのと同じ意味合いじゃない?
吐いて
吐いて
食べたものを全て吐いて
吐いて
吐いて
嘘も吐いて
吐いて
吐いて
もう私の中には何も残っていない
自分を好きになれないこと 大切にできないこと
でもそれじゃ他の人からも好きなってもらえない
大切にしてもらえない、って、自分を愛せない人がだれかを愛せるわけないっていう言葉の暴力
私は自分も他人も愛せないのか。
月を取ってと ねだった君に
水をはった バケツを見せた
「ほら、取れたよ」 って
「すごい‼︎」 って
なんだか 落し物を見つけたよ
理想の自分 見たい景色 忘れたいこと 聞きたくないこと
夢であの子に「そんなことされる原因なんて自分なんじゃない?」と言われたこと 自己肯定感が低いこと 二文字のインパクト 五文字の深み
自分を好きになれないこと あいつのことを好きなこと
私、だれにも嫌われたくない
「聞いてよー」
「どしたの?」
「この前さ、ゆまが成績悪いのボヤいてたからさ、だったら努力しろ!って言ったわけ」
「うん」
「そしたらゆまさー、なんかやる気出しちゃってさ、バカのくせに頑張って勉強とかし始めちゃって」
「うん」
「あたしより成績良くなったの」
「ふーん」
「なんだろうな…この感じ」
「うーん…あ、わかった」
虚しいんだね。
ちょっと嘘
ちょっと嘘
ちょっと嘘、でもだいぶホント。
愛してるあなただけ。
変えられないのはホント。
隠してある気持ちは、ちょっとだけ嘘。
もっと空想
もっと空想
もっと空想、でも少し混沌。
大した夢でもないけど、
布団の中でずっと見ていたい。
だって、見てればあなたが出てくるかも。
ホッとしてるわ。
今、あなたと目が合わなくて
(目が合わなくて)
見つめていたことはバレてないみたい
(バレてないみたい)
ホッとしてるわ。
今、あなたがこっちを見なくて
(こっちを見なくて)
醜いあたしのことを見ないでほしい
(見ないでほしい)
Uh...
ちょっと嘘。
ちょっと嘘。
ちょっと嘘、でもかなりホント。
大好きよ。あなただけ。
この気持ちだけはホント。
でも言えない私は、ちょっとだけ嘘。
ホッとしてるわ。
今、あなたと目が合わなくて
(目が合わなくて)
見つめていたことはバレてないみたい
(バレてないみたい)
ホッとしてるわ。
今、あなたがこっちを見なくて
(こっちを見なくて)
醜いあたしのことを見ないでほしい
(見ないでほしい)
Uh...
ちょっと嘘
ちょっと嘘
ちょっと嘘、でもだいぶホント。
愛してるあなただけ。
変えられないのはホント。
隠してある気持ちは、ちょっとだけ嘘。
声を閉じる
夜空の雲
静けさに呑まれて
息はただ白くなる
明日は幸せだなんて
脈絡もないこと
混ぜ込んだ秘密と甘い色になり
幸の消えゆく指先で
涙の跡をなぞるだけ
卒業の日は、刻一刻と迫ってくる。
みんなで集まれるのも、あと少し。
なんだかんだ言って、最高のクラスだったって、今思ってる。
だから、今めっちゃ不安。
中学の三年間で創ってきたもの、このまま持っていけないかな。
そしたらさ、絶対楽しい高校生活にさ、なるんだよ。
やっぱ、できないよな。
じゃあ、しゃあない。
代わりに、今を楽しもう。創ったものをさらに大きくしよう。
でさ、高校でそれよりも大きなものを創ろう。
そしたらさ、中学も高校も、楽しかったな、って、言えるよね。