僕の棘は誰かを傷つけるためのものじゃない
自分を守るために進化の過程でできたんだ
それなのに貴方は僕の花びらに触れてこようとする
正直貴方はばかなのかなって思ってる
だっていつもいつも傷ついていくんだから
僕は悪くないよね
だって自分を守るためだから
君も自分を守ってるんだよね
そうだよね
だって傷つくのが怖いから
君も僕も何も悪くないんだよね
指先から流れる赤い雫が
ポタリぽたりと棘をつたう
Ah君の無理した笑顔が
赤い花びらを引き裂いてく
桜を見に行きたいね
そういった君の声についうっとり。
桜に合うお茶はやっぱり
抹茶でしょう。
君にも注いであげます。
心を込めて
たててあげますよ。
番茶がいいって?
そんな事言わないで一口
飲んでみてよ
綺麗な桜の下で一緒に抹茶を飲もう
そんなことを繰り返した
あたしの夢の中
でも君と見た景色はあたしの中に
残っているよ
そんな幸せの中で
もう一度おやすみなさい
眠れない。
明日は休みだから別にいいんだが。
どうせなら寝て時間を潰したい。
スタンドを切ったりつけたり
ラジオを聴いたり止めたり。
このまま日が昇ったらマジで意味の無い夜になる。
明日の昼寝れば別にいいんだが。
なんかやだな。
LINEを送る相手もろくにいない。
春休みと長引いた風邪。
ふらふらふらふら
旅に出ないか、ねぇ君、まだ起きてたりする?
YouTubeのコメント欄には馬鹿しかいないんじゃないかと熱に浮かされた頭で考える。
僕もそうだ。人生に不向きな最低の男。
単純に暇なだけならば
テレビを見たり
音楽を聴いたりするのだけと。
なんか違うな。
暇なだけじゃなくてそこはかとなく
寂しい夜さ、なかなか治らない風邪。
ぐらぐらぐらぐら
地面が揺れた日から、僕は何を忘れかけている?
あぁ、愛の存在を気付かせたのは誰?
あぁ、それは誰?
あぁ、恋の鬱陶しさを気付かせたのは誰?
あぁ、それは君
眠れない。
身体の向きを変えてもなお
冴えきったままの目では眠れない。
どこか散歩でも行こうか、
誰に告げるでもなく外に出た。
暇だな。
もう何回呟いた?この言葉。
あてもなく歩く。オンザコンクリート
時たま静寂を破る車の音が耳障り
くらくらくらくら
気のせいにしよう。眩暈は、しばらく知らんぷりさ
あぁ、愛の存在を気付かせたのは誰?
あぁ、それは誰?
あぁ、恋の鬱陶しさを気付かせたのは誰?
あぁ、それは君
上がって下がって日々は進む
ゼンマイ式の先生や、僕を信じない友達にも、
明日が来ることを知ってる。
終わらせたいとも思わない。
まだ少し息をしたいから。
ぽろぽろぽろぽろ
零れる涙、五弦七フレット、知らないだらけの街並み。嘘つきソーシャルネットワーク。
ちゃらちゃらちゃらちゃら
カッティングギター、クリーントーンの歌。ペトロールズ。「止まれ見よ」
あぁ、愛の存在を気付かせたのは誰?
あぁ、それは誰?
あぁ、恋の鬱陶しさを気付かせたのは誰?
あぁ、それは君
あぁ、愛の存在に気付いたのはなぜ?
あぁ、それはなぜ?
あぁ、恋の鬱陶しさに気付いたのは誰?
あぁ、それは僕
荒波の中に船を出すこともできない
鬱蒼とした森を抜けることもできない
嵐の中に飛び込むこともできない
僕にはそんな力も勇気も気持ちもない
そしたら僕には何が残るんだろう
何を目指しているか分からなくなって
それでも君を愛していたいと思って
一生忘れられない事と
一生思い出したくない事と
鏡越しに向かい合って座っている
貴方のことはどうだろうか
答えがわかっているのだろうか
その目で何を追っているのだろうか
木々の囁きも僕の呟きも聞こえない程
煩い耳鳴りの中で
君は何を感じるのだろう
水滴の中にいる貴方は息をしているのだろうか