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夢題

タンポポの種が空に舞った
その瞬間僕は
君と離れ離れになった
遠距離という名の
要注意生物
僕と君ならその生物に
食べられはしないはず
そう願い、今日もおやすみ

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さくら

満開の
薄桃色の花のした
吹雪き舞散る風の中
雪のようだと戯れに
手を伸ばしてはみたけれど
皮膚に触れるは
むなしさか

泣きじゃくり
目を伏せ
誘惑に身を任せた先にも
あなたは
あなたのやさしさは
どこにも
ない

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ナクナル

桜がすこし散っていた。
振り返ると、桜のじゅうたんの道が続く。
きれいなものはなくなってもまた違う美しさがあるんだ。

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夢題

君がいなくなった日々を
想像するだけで
ポツリポツリ。

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綺麗事

精一杯着飾って、
自分をよく見せるのを頑張って、
他のことに手がまわらなくて、
自分の姿をベールで覆い隠して、
自分じゃない自分で人と付き合って、
それはそれで幸せなのかもしれなくて、
でも本当の自分に気付く人もいて、
そしたら今までの自分が壊れるかもしれなくて、
自分の姿を求めてさ迷い歩くのかもしれなくて、
そこで見つけたのが本物の自分だって気づいて、
その自分の美しさを知って、
自分は自分のままでいいんだって思って…

きっと君は、そのままで美しいから、
きれいごとの甲冑を纏わないで、
そのままの、素のままの君でいてほしいなって。

0

いまさらだけど

あたまが真っ白になって
胸が苦しくなって
夢であることを願って
ただただ虚しくなって
当たり前にいたあなたが明日からいない
廊下を見ても 放課後の教室にも
あなたはいない
行かないで 戻ってきて
ここにいて
いまさらだけど
あなたのことが好きです

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夕がたに雨がふりました。

きょうは水よう日です。まい日いやになるくらいお天気がいいです。ラジオの天気よほうではゆきがふるらしいです。はやくなつ休みになればいいです。そちらの天気はどうですか?きょうはしゅくだいをしながらラジオをきいています。暑いのにやきゅうをしていてみんなすごいと思います。体いくは足がおそいしぜんそくになるからきらいです。土よう日にはおばあちゃんに会いにいきます。おばあちゃんちにはねこがいて、ぼくがさわるとにげてしまいます。大きくなったらかわいくてにげないねこをかいたいです。雨がふったら手がみをかきます。

1

たいせつってなんだ

「たいせつ」 この4文字がやけに煩わしく響く
そんな 暗く静かな夜
少しの間 1人にさせてくれ
今更 他の人のことなんて考えたくもない

最近よく聞くけれど「大切な人」っていったいなんだ
君にとって俺は何だ
俺にとって君って何だ
しばらく考えて生きてきたけれど答えなんて、、、

さあこれからどこへいこう

たのしければそれでいいなんて
いきていればそれでいいなんて
せいいっぱいのみえをはって
つまらないことばかりさ
って わらいとばして
なんだ ぜんぜんたのしくないな

なあ 気づいたか
俺が考えてること 本当に伝えたかったこと
こんな少しの文章にほんのちょっと隠しておいたけれど

「たいせつ」って何だろな
「しあわせ」って何だろな







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公園にあった1本だけ満開の桜のお話

君の不思議なところ

1つだけ咲き遅れ

他の桜の死に際をみた

たった一本ポツリとそこに

何とも言えない顔で突っ立ってるのは

一緒に花を咲かせる仲間がいないから

自分の死に方を見てしまったから

自分の周りにばかり人間が群がるから


地球温暖化

気温が上がるのが早すぎて

新しい命の始めどき 

自分の命の終わりどき 

何もわからず置いていかれた

かわいい桜の木の気持ちに

私が命を吹き込んでみた

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夢で見たこと。     (吸血鬼側でした,,,)

ごめんね。僕は嘘をついていた。ほんとはね人間じゃないんだ。
吸血鬼なんだ。八重歯を隠して君の横に居続けたんだ。
君と笑っていたくて。君の特別になりたくて。君が笑うきっかけになりたくて。
ねぇ。君はいつから気づいていたんだい?僕のこと。
あの日曖昧に微笑んで僕のそばへ来たね。何もかも見透かした瞳で。
あぁ。これ以上顔を寄せないでよ。本能が出ちゃうだろう?

君は奇麗だけど寝顔はもっと奇麗だね。あれ?なんで首筋に傷があるの?
あぁ、、、それは僕がつけたのかぁ、、、

ずっと願い続けていたこと。君の血が欲しい。でもおかしいな。
いま願いが叶ったのにちっともうれしくなんかないや。
もう君とことば交わせない。君の笑顔を見ることはできないんだ。
僕の体の中で君の血が巡り燃え滾った。僕の頬を静かにゆっくりと
モノクロの涙が濡らした、、、、、、

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幻想解体

重機に飛び乗りエンジンをかける
淡い配色のおぼろげな夢を
バラバラに壊してもう一度
作り直すことにした
夢を見るのは簡単だ
夢を目指し目標にすることよりは簡単だ
だから
解体作業は得意

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私の全部をあげたいなって
思ったのは
君がはじめてで
今までに付き合った人はいたけど
でもこんなにもあたしは
人を好きになれるんだって
君にあんまりいい噂がないのは
わかってても
本当は優しいとこもあるから
やっぱり嫌いにはなれないし
手放したくないや。