タンポポの種が空に舞った
その瞬間僕は
君と離れ離れになった
遠距離という名の
要注意生物
僕と君ならその生物に
食べられはしないはず
そう願い、今日もおやすみ
満開の
薄桃色の花のした
吹雪き舞散る風の中
雪のようだと戯れに
手を伸ばしてはみたけれど
皮膚に触れるは
むなしさか
泣きじゃくり
目を伏せ
誘惑に身を任せた先にも
あなたは
あなたのやさしさは
どこにも
ない
桜がすこし散っていた。
振り返ると、桜のじゅうたんの道が続く。
きれいなものはなくなってもまた違う美しさがあるんだ。
精一杯着飾って、
自分をよく見せるのを頑張って、
他のことに手がまわらなくて、
自分の姿をベールで覆い隠して、
自分じゃない自分で人と付き合って、
それはそれで幸せなのかもしれなくて、
でも本当の自分に気付く人もいて、
そしたら今までの自分が壊れるかもしれなくて、
自分の姿を求めてさ迷い歩くのかもしれなくて、
そこで見つけたのが本物の自分だって気づいて、
その自分の美しさを知って、
自分は自分のままでいいんだって思って…
きっと君は、そのままで美しいから、
きれいごとの甲冑を纏わないで、
そのままの、素のままの君でいてほしいなって。
あたまが真っ白になって
胸が苦しくなって
夢であることを願って
ただただ虚しくなって
当たり前にいたあなたが明日からいない
廊下を見ても 放課後の教室にも
あなたはいない
行かないで 戻ってきて
ここにいて
いまさらだけど
あなたのことが好きです
きょうは水よう日です。まい日いやになるくらいお天気がいいです。ラジオの天気よほうではゆきがふるらしいです。はやくなつ休みになればいいです。そちらの天気はどうですか?きょうはしゅくだいをしながらラジオをきいています。暑いのにやきゅうをしていてみんなすごいと思います。体いくは足がおそいしぜんそくになるからきらいです。土よう日にはおばあちゃんに会いにいきます。おばあちゃんちにはねこがいて、ぼくがさわるとにげてしまいます。大きくなったらかわいくてにげないねこをかいたいです。雨がふったら手がみをかきます。
「たいせつ」 この4文字がやけに煩わしく響く
そんな 暗く静かな夜
少しの間 1人にさせてくれ
今更 他の人のことなんて考えたくもない
最近よく聞くけれど「大切な人」っていったいなんだ
君にとって俺は何だ
俺にとって君って何だ
しばらく考えて生きてきたけれど答えなんて、、、
さあこれからどこへいこう
たのしければそれでいいなんて
いきていればそれでいいなんて
せいいっぱいのみえをはって
つまらないことばかりさ
って わらいとばして
なんだ ぜんぜんたのしくないな
なあ 気づいたか
俺が考えてること 本当に伝えたかったこと
こんな少しの文章にほんのちょっと隠しておいたけれど
「たいせつ」って何だろな
「しあわせ」って何だろな
君の不思議なところ
1つだけ咲き遅れ
他の桜の死に際をみた
たった一本ポツリとそこに
何とも言えない顔で突っ立ってるのは
一緒に花を咲かせる仲間がいないから
自分の死に方を見てしまったから
自分の周りにばかり人間が群がるから
地球温暖化
気温が上がるのが早すぎて
新しい命の始めどき
自分の命の終わりどき
何もわからず置いていかれた
かわいい桜の木の気持ちに
私が命を吹き込んでみた
ごめんね。僕は嘘をついていた。ほんとはね人間じゃないんだ。
吸血鬼なんだ。八重歯を隠して君の横に居続けたんだ。
君と笑っていたくて。君の特別になりたくて。君が笑うきっかけになりたくて。
ねぇ。君はいつから気づいていたんだい?僕のこと。
あの日曖昧に微笑んで僕のそばへ来たね。何もかも見透かした瞳で。
あぁ。これ以上顔を寄せないでよ。本能が出ちゃうだろう?
君は奇麗だけど寝顔はもっと奇麗だね。あれ?なんで首筋に傷があるの?
あぁ、、、それは僕がつけたのかぁ、、、
ずっと願い続けていたこと。君の血が欲しい。でもおかしいな。
いま願いが叶ったのにちっともうれしくなんかないや。
もう君とことば交わせない。君の笑顔を見ることはできないんだ。
僕の体の中で君の血が巡り燃え滾った。僕の頬を静かにゆっくりと
モノクロの涙が濡らした、、、、、、
重機に飛び乗りエンジンをかける
淡い配色のおぼろげな夢を
バラバラに壊してもう一度
作り直すことにした
夢を見るのは簡単だ
夢を目指し目標にすることよりは簡単だ
だから
解体作業は得意
私の全部をあげたいなって
思ったのは
君がはじめてで
今までに付き合った人はいたけど
でもこんなにもあたしは
人を好きになれるんだって
君にあんまりいい噂がないのは
わかってても
本当は優しいとこもあるから
やっぱり嫌いにはなれないし
手放したくないや。