しごと中、不意に読みたくなった本の台詞が頭から離れなくなって、何度も々々も転がしている口のなか、含んだひとくちの水が信じられないほど甘く感じたこと、きみに伝えるためのことばを捜していた。
月はいつまでたっても孤独
寂しくないのかと
空を見上げてみまして
無数の星の光に気づき
思い出しました
いつか失ったあの子の笑顔
恋ってこんなに悩むっけ?
恋ってこんなに大変だっけ?
今まで私がしてた恋とは
全く違って、苦しいよ。
好きな気持ちは抑えられん。
大好きな気持ち止められん。
誰でも良いから
助けてよ。
恋はこんなに素敵なの?
なんでこんなに、
なんでこんなに…
私は彼のことが好き
彼は私のことを好きでいてるれてるのかな
信じてあげられなくて
ごめん
だけど時々不安になるの
どうして三日月の日は
いつも心が重いのだろう
満月から欠けた分が
重くのしかかってくるようで
それでも届きはしないから
横目で睨むくらいしかできないから
思う想いは重く募るばかり
「まだ少し君には早かったかもね」
と、あなたが言ったから
初めて開けるピアスの穴にはアメジストのピアスを通すことにしたわ。
それまではしまっておきます。
いつも、君の責任を追うのは私。
君が優しくされる分
私は、その分厳しくされる。
もう、君の責任の代わりは嫌だ。
私の方が頑張ってるのに…。
君が私の代わりだったら、どんなに楽なんだろう
ラジオくらい聞かせてよ。
テレビくらい観させてよ。
悪い点数くらい取ってもいいじゃん。
百点になることが、全てじゃないのに。
頑張ってる姿くらい認めてよ…。
気づけば
自分の好きな色も
好きなキャラクターも
好きな歌も
君を意識している
君と一緒になっている
ばかだな
なのに今日も
君の好きなジュースを選んだ
わざとらしく踵を鳴らして歩くのは
この音を深く身体に覚えさせるため。
あなたはすごく嫌がるけど
わたしは絶対ピンヒールしか履かないの。