いつからだろう
人の表情を観察するようになったのは
つくり笑顔が得意になったのは
すぐにイライラするようになったのは
泪を隠すようになったのは
周りの目を気にするようになったのは
人を信じられなくなったのは
電柱、線路、窓
ぜんぶ、
この街の灯りは きみの誕生日ケーキのろうそくだよって言ったら
わたしそんなに歳とってないわよ
って
ね、数じゃないってわかってるけど
たくさんをきみと信じてみたい、夜景に
君に会えてないから
鏡を見て変に涙が出た
ねえ、大丈夫?
会いたい喋りたい泣きたい笑いたい抱きしめられたいしがみつきたい包まれたい愛されたい君が好きだから好きなのに好きだけどどうしてどうしてどうしてどうして…
大丈夫だよ
今日も素直になれなかった
モーターに温まったガスが吹き出して
鉄の匂いと混じりあった。
君は階段から一番離れた乗り場。
そのか細い脚で隙間をまたいだ。
息を止めて
人をかき分け
ボヤける目は君だけを映した。
僕は走った。
そして掴んだ。
その手を、
君の手を掴んだ。
掴んでいたんだ。
掴もうとしたんだ。
ただ、
届けようとしたんだ。
僕の伸ばした手はかっこわるく遮られ
ドアの向こうに君がいた。
走り出す機械を止めることができなら
瞳に飛び込んた春の蒼。
手の中に感じる
君が落としたキーホルダー。
ぬるい空気が僕の汗に触る。
何もしたくない日曜日に
どこかへ消えてしまいたいと
か細い声で願ってみる
バニラのアイスみたいに
溶けて溶けて溶けて溶けあぐねて
ベタベタになって引っ付いていたいのか
よく分からない夢を見たんだ
ただ嬉しそうにしている僕が見えたんだ
そんなことも知らないのかと君が近づいて言う
バニラのアイスみたいに
掴みようのない悔しさ押し殺して
甘いままでこのまま生きていくのか
この世界が鏡だってことを
いくら自分が不遇をかこってもそれは自分の心が周りに現れてる、ただそれだけのことなんだ
本当に戦うべき敵は自分の中にいるんだ
先輩
憧れですか?恋ですか?
その歌声は誰に届けるためですか
私の声は先輩だけに
先輩だけに届くように
このステージから歌っています
いつか先輩にこの気持ち
気づいて欲しくて
今日もこのステージの上から
愛を叫ぶよ
お 大人だからなんだ
と 問いただせるはずもなく
な 何が正しいのか分からなくなる毎日
みんなと一緒にいようとするから孤独になるんだ
寂しくなるんだ
初めから一人でいれば寂しくない。
そうなんだ。
そうだったんだ。
居場所なんかつくろうとしなくていいや。
みんなの中に入りたいと思ったらそんなことするなというような出来事がいつも起こるなら
自由になれってきっと言われているんだ
いつだって