私は考えたくなる
考えたくなったことを
好きなだけ
僅かな経験を
脆い論理と言語で
かき混ぜて、かき混ぜて
何が生まれるって、
何も生まれないんだけど
それでも
時間を費やして何かをひたすらに考えたという、
記憶と虚無感は、
私に何かしらの心残りを与えて
いつまでも未完な思考を
永遠に追い求めさせる
嫌なことあっても
過去には背中を押されて
未来には手を引かれて
死ぬまで止まることなんてできないや
過去の優しさも未来の優しさも心地よくて
風のように過ぎ去って
砂のように無くなってしまう
ほんの一瞬の人生
甘くて苦くてしょっぱくて辛くて
この味、この匂い、この記憶、1秒たりとも忘れないように