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あの日

もういちどだけでいい。
あの日を繰り返したい。
君にもう一度逢いたい。
あの日存在していた君。
今は存在していない君。

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明日へ送る詩

朝起きて、学校行って、友達とダベって、部活やって、電車乗って、家に帰って、寝る。
大まかに言えば単調な日常だけど、それぞれは毎日ちょっと違って、それが楽しいなって。
今日の違いはなんだろうって、毎日がちょっと楽しくなる。
さあ、明日はどんな明日が楽しめんだろう

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空虚

虚しい
苦しい
寂しい
面倒くさい
私の思うことは
いつだって 真っ暗
こんなとこで泣くなんて
ばかみたい
ばかみたい
ばかみたい
自分が何処にいるか
分からない
分からない
分からない
自分の居場所なんて
どこにも無いんだ

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進め

進め その1歩が道となる

進め その1歩が力となる

進め その1歩が誰かの道しるべとなる

進め その1歩に全てを込めて

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過ぎ去りし一瞬

海に行けなかったこと
5年ぶりに食べたかき氷
全力で楽しんだ大好きなアーティストのライブ
ライブグッズのためと、頑張れた短期バイト
いつもに増して暑かった日々
少しだけ日焼けた肌
花火大会
ひさびさに会えた友だち

長く、短い夏でした。

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寄生虫

君の脳内に住み着きたい

貴方が思うこと
貴方が感じること
貴方が好きなひとを

前頭野を駆け巡り
後頭野を走り抜け

全部全部全部
認知するの

麻痺させてあげる
脳内は私だらけに

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LOST MEMORIES CⅦⅩⅢ

狐を、聖霊や妖怪と見なす民族はいくつかあるという。その中でも、ここでは文化,信仰といえるほど関係が親密であるらしい。あるときは、人を化かす悪戯好きの動物と考えられ、またあるときは神の遣いとして信仰されたりしている。さらに、100歳になると女に化けるとか。
信仰の対象として霊孤と呼ばれることがあるようだが、一般に哺乳類ではなく超自然的存在として捉えられた場合、それは妖孤と呼ばれるらしい。また、妖孤は大きく二つに分けられる。善孤と野孤。一般に、善孤が良い性質で野孤が悪い性質とされるようだが、逆になることもままあるようなので、性質による違いはそこまで重要ではないように瑛瑠には思えた。では、その二種の違いはというと、野孤はある一定の位までしかいけないということだ。

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そら

空は微動だにしなかった

まるで絵の中の世界で

僕らが躍動感を持って動いているかのように

僕らは魅せるために誰かに動かさせられていて

それを宇宙の隅から誰かが見ているのだ。

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走る

スタートダッシュはクラウチングで
手をついた地面がぎりりと食い込む
ただスタートの合図だけに耳を澄ませて
その瞬間に思い切り踏み切る
前に前にと前のめりに
前に前にと前のめりに
すっ転んで3回転してそれでもだって歯を食いしばって
私は走れているのかな前に向かっているのかな
散々繰り返した考えで頭の中がヒートアップで
だらしがないなと誰かが笑っている気がしてそれでなんだって歯をくいしばった

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本日の魔法講座 その480

たくさんのたいせつをもらったのに
何もできなくて

きみに届くような
お返しの方法を教えてください

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即興詩。

サングラスをかけたまま、
珈琲ひとくちだけ。
風が吹いた、17時

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嫌い

一人なんて
一人が好きな人がなればいいじゃん 
私は
一人なんて嫌いなんだ
でも周りにいる人たちも

みんな嫌い

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無題

"私は私らしく"

そんな綺麗事が
通じない世界

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小さな温もり

あの日 あの時間
小さかった頃を思い出す
毎日一緒に布団に寝っ転がって読んだ
詩集 ギリシャ神話 図鑑たち
都会に比べれば澄んだ空気を毎日吸い
空気美味しい、といいながら頬張った
コンビニのおにぎり

あの頃の幼い自分から、今の私は
きっと何かを忘れている
どこかセンチメンタルな気分で
見上げるは透明な空

いつから、とうめいが霞んだのかしら
いつから、空気を美味しく感じなくなったの


なんとなくささくれのように
心に引っかかって
冷たい風が吹いていた
その刹那、、、、

哀愁漂う紅い夕日がゆっくりと沈んでいく
そうか。
あの頃の自分は何でもかんでもに感謝してた。
今じゃ、綺麗な空気を吸えるのも「当たり前」
に感じている自分がどこかにいた。
こんなんじゃ、誰かを光らせる影にもなれない。
それに気づいた。


こんな小さな気づきで何が変わるのか
分からないけれど
乾燥が手を覆う季節の足音が
私の背中をそっと押す気配を感じた気がした