「好きの反対は、嫌いじゃなくて無関心」
そうかもしれないが、対義語は「嫌い」だ。ここではそれが「ルール」だ。「ルール」である以上は、それに従わなければならない。
そんな理不尽な世界で、僕はそれに従うことを選んでしまう。理不尽は嫌いだが、それ以上に楽をすることが好きだから。
弱いと嘲笑いたければ嘲笑え。それこそが人間の本性であり、だからこそ僕はそれに従っている。
多数派が勝つこの世の中で、わざわざ異を唱える方がおかしいだろう?
好き←→嫌い
愛 ←→ 憎
一般的にはこんなふうに言うけど
愛してるから憎い
好きすぎて嫌い
そんな感情もある
こんなことを思えるほど大人じゃないけど
いつかこんな気持ちを抱く日が来るのかな。
でも、心の底からは憎みたくはない
自分の感情に勝つことが
つよくなる
ということだと思うから。
ベランダへ出て、
夜空を見上げる。
冬の夜空に一筋、星が煌めいては落ちてゆく
「あ、流れ星」
ボクの独り言は町の騒音にかき消されてしまった。
この黄昏を
海に溶かして
ゆっくりゆっくり
壊さないように煮詰めて
飴のように閉じ込めてしまいたい。
金色の飴をいつまでも
舌の上に転がしていたい。
対義語を必ず使用し、その際“反対”や“逆”,またはそれに準ずる言葉を使わずに対照性を表した作品をリクエストしたいと思います。
この時使う対義語は一組で、それは物であっても事であっても感情であっても構いません。
作品の形体も問いません。
対義語と言われてみなさんがどのような発想をするのか非常に気になりました。参加してもらえると嬉しいです。
面白い作品、お待ちしております。
時間はモノの価値を高めるって聞いたから
じゃあ長生きしてみようかしらと思ったけど
あなたの命は短いのね
でも私にとってあなたは大切で
つまりは私にとっては
あなたの命は測りきれないほど高価だから
やっぱり時間と価値は同じではないのかも
だってほら
膝の上のあなたから伝わる体温は
私と全く同じ温度で
聞こえる寝息も私と一緒なんだもの
夢をみていた
久しぶりに
夢をみていた
良い夢でも無い
悪い夢でも無い
つまらない夢
夢のなかにも
君はいなかった
君に会えるなら
どんな悪夢でも構わなかったのに
君に会えるなら
それは悪夢じゃなくなるから
夢をみていた
久しぶりに
夢をみていた
夢でさえ
思い通りにならない
何も写そうとしないその瞳。
染まることを知らなそうなその頰。
クールな君は、今さっき取り出したキレイな四角の氷。
そんな君の溶かし方を見つけたい。
まず、融点は何度?
どんな熱を加えたら状態変化しだすの?
それから、沸点は何度?
蒸発したら何が残るの?
再結晶したら君はどうなっちゃうの?
知りたいことがたくさんあるの!
だから、今から実験させて?