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遠回しなお断りin埼玉

教師「君は頭が良いからな。東京大学目指すと良いんじゃないか?」
生徒「いえ、東大は遠いので…」
教師「じゃあ、君の第一志望ってどこなんだ?」
生徒「筑波大学です」
教師「………」
生徒「………」
教師「そっちの方が遠いのd」
生徒「すみません、僕この後用事がありまして。失礼します」

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PINOCCHIO

僕にもそんな

鼻があればいいと思う

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女であること

かっこいいも かわいいも
とっくの昔に誰かのものになってしまって
分かりやすい褒め言葉の台詞たちは
もう私の方は向いていない
高い背も
つり目も
父譲りよ いいでしょう?
スニーカーも
ジーパンも
いつでも駆け出せるよ

スカートにヒールじゃなくても
貴方に守ってもらわなくても
私は私だ

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No music No life #3

時雨視点


私の願いは叶わなかったみたいだ。先ほどまで普通に喋っていた結月が倒れた。こうなった時のために私と美月は結月のそばにいる。美月が
「結月姉ッ!」と叫んで、結月のそばに走っていく。その状況を把握できていない、玲は困惑していた。私はそんな玲にこう言った。「詳しく話は警備本部でするよ。だから、今は結月を運ぶのを手伝って。」
玲は静かに頷いた。その後私達3人で倒れた結月を本部へと運び、美月と一緒に玲に結月のことを話した。




【続く】
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短くてすみません。

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This is the way.[Ahnest]16

「今いるのが、ここ、テ・エストの中腹だ。テ・エストは三山脈で一番標高が低いから、明日か明後日には越えられるだろう。そんで、ここに集落がある。今歩いている道はこの集落に繋がってるんだ。ここで少し食べ物を買うなりして、休む」
アーネストはそう言うと、一番右の楕円っぽいもの(おそらくテ・エストなのだろう)を指さして、その奥の麓をグリグリと塗りつぶした。
「ただ、小さい集落だから、大したものはないかもしれない。憲兵も最近は視察にいってなかったみたいだからな。まあ、気性の荒い民族ではないから、きっと大丈夫だろう」
燃えさしを焚き火に戻した。火の粉がパッと上がる。
「言ってることはわかったわ、でも、」
シェキナが口を開いた。
「ほんとにそんなところに何かあるの?そんなところに集落があるだなんて聞いたことないわよ」
「ま、無いなら無いでいいさ。少なくとも廃墟ぐらいならあるだろ。薪ぐらいあるって」
「そうね、通り道だし、別になんてこと無いんだけれど」
「あったらラッキー、くらいだな。さ、ミートパイ食おうぜ」
話している間にパイは少しばかり焦げてしまっていた。それでもパイの中身はまだしっとりしていて、レンコンの歯応えも効いている。パリッとした皮の食感も楽しめた。雪の日は食べ物が傷みにくいのがいいよな、などとアーネストは独りごちる。