ほら、あたしのことを
かわいいって言いなさい
最近、ぜんぜん言ってくれないじゃないの
君があたしを見て言ってくれないから
あたしは柄にもなく泣いたりして
恥ずかしいけど
もう虜だから
明日飛行機に乗るから
墜落事故で死ぬかも、と思う。
そして
今こうして生きているのは
当たり前じゃないという
当たり前のことに気づく。
いつもみたいに笑ってよ
泣いた顔なんか見たくないんだ
あ
そうなの
嬉し泣きなの
じゃあいいや
僕も一緒に泣いてあげる
おはよ、ただいま、暇だよ、かまって。
可愛い、遊ぼ、楽しい、面白い。
私にたくさんの幸せをくれる君。
会えないし、電話しか出来ないけど、好きになったらいけないけど好き。
恥ずかしいから言わないけど。困らせるから言わないけど。ほんとに、好きだよ。
気付けば大人になっていた。
でも、変わらないものもあって、私はそれを抱えながらまた歩いていくんだと、そう思っていた。
そう信じていたんだけれど。
現実は甘くないようで、変わらないものも、捨てなければいけないようで。
そうしないと、大人になれないようで。
誰かの言う通りになんてするもんかって、思っていたのに。
結局私は敷かれたレールの上を歩く。
その方が安心だから。
その方が幸せだから。
それが正しいとも、間違いとも言えない。
だって自分の人生だから。
それで良いなら、きっと良いんだよなあ。