「みんなが天使って呼んでる意味がわかったよ」って、そんなこと言われたいわけじゃないのに。
「私は、君が思ってるような人じゃないよ。
そんなに、強くて、優しい人じゃないよ。」って
そう言えたらなぁ。
私はただ、あの人みたいに優しくて、
あの人みたいに強くなりたいだけなんだけどな。
永遠なんて知らないけど
輝く星が命であること
忘れるみたいに簡単に
ぼくら永遠じゃないか
もっと仲良くなれていたら
素直で優しくなれていたら
結果は違ったのかもしれないのに
結局口をついて溢れた想いは
自分を傷つけて
止まらない涙におどろいて
気づいたのは貴方の優しさだった
好きで
好きで
仕方なかった恋も終止符が打てたら
幸せなのかな
心臓を穿つのは
たった一つの言葉なんだよ
それでも風穴は痛くない
痛いくらいの拍動が
麻酔の真似をしたようだ
弾痕には血も出ない
きれいに焼き進んでいったようだ
胸を空っぽにして飛んでった
小さな言葉だけど
それに気付いたら
気付いてしまったら
***
チープなあの歌が
自分のこころを覗くとは
思わなかった
思い出してしまうんだな
惨めにも思えないんだな
「悲しい」とも違うんだよな
全てやり直しても意味がないという
決して揺るがない予定説が
ただただ空虚なんだな
そんなぽっかり空いた空虚から
思い出したように滲みでてきた涙すら
落とす場所がない
あなたが泣いていいって言って
いくら
涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙
涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙
涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙涙
と呟いたところで
あなたの指先すら濡らせないことが
いつにもまして寂しいのか
それもまた空虚に呑まれて虚しいのか
それならば降水確率80%の雨が
こころを埋めてくれないものか