王子様なんかじゃない 僕 と
お姫様にはなれない 私 。
キラキラのラブストーリーより
素朴な日常が好きで。
君が、大好きで。
これから先も君の隣で笑っていたい。
あぁこんなにも苦しくなってしまうほどに
あなたのことが好きになっていたなんて
自分でも全く気付いていなかったんだ
あなたの微笑みが声が優しさが
私をもっと苦しくさせるの
それなのにもっと見ていたいと
願ってしまうなんて
私はずいぶんと変わっているのかな
あなたの好きな人みたいには
とてもなれそうにはないのに
伝えないって決めたこの想いだけが
どんどん膨れ上がっていくのです
泣き出したいほどに苦しくって
心の叫びが聞こえてくる
でも私は想いを伝えないって決めたんだ
だからさ明日も
私に向かって変わらない笑顔で微笑みかけてよ
そうして私は1人で苦しんでいるから
こんなにもあなたを好きになってしまうなんて
いったいいつの私が予想しただろうか
金曜日の夜中が好き
世界が寝静まった夜が好きだ
その中で自分だけが生きている
風が過ぎる音
遠くで鳴いた烏
窓に切り取られた濡羽の空
そしてポツリと篝火
いつもの、好きな曲を聴こう
そして、夜に溶けよう
誰も知らない
僕だけの夜に
夢を見ていました
私があなたと出会ったのは
恋をしたのは夢でした
君が私を好きだと言ったのも全部夢でした
だけど
あなたとの繋がりが途切れるのが1番嫌だと
今更のように思ってるんです
だからこの空白も夢であってください
普通って何
「普通そうな考えしないでしょ」
普通って何
「普通ならこうする」
普通って何
「普通それは持っていかない」
普通って何
他の人と考えが違う私
『普通』がわからない
わからない
最近続いた不幸は
今日のこの幸せのためにあったのだと
知ったとき
きみが楽しいねって振り向いた
みんな好きだったんだろ
もっと泣けばいいのに
君たちのまともは死んだ
みんな大事にしてたろ
もっと悲しみなよ
君たちのまともは死んだ
ろくなことなんてないと
嘆きながらキスをしあって
この世に愛はないと
肌を重ねて それでも
まともは死んだ 二度ともどらない
天才に訪れた とつぜんの死とはちがう
まともは必然に ごく普通に死んだ
ろくなことなんてないと
喚きながら嘗めあって
この世に愛はないと
唇を噛み合って それでも
まともは死んだ 二度と笑わない
世界に訪れる 遅々とした死のように
まともはゆっくりと 消えるように死んだ
言い訳でたまむすびをして、縫い始めた。
劣等感という針に自分だけじゃないという糸を通して。
何度も何度も。
縫うところがなくなって、ああすればよかったでたまどめをする。
何がなんだか分からなくなって、どうでもいいという裁ちばさみでその布を切った。