言い訳でたまむすびをして、縫い始めた。 劣等感という針に自分だけじゃないという糸を通して。 何度も何度も。 縫うところがなくなって、ああすればよかったでたまどめをする。 何がなんだか分からなくなって、どうでもいいという裁ちばさみでその布を切った。