ずっと前から知っていたんだ
君の好きな人が私でないことぐらい
なのに君から直接聞いたら
思ってたよりも悲しかった
無理とわかってもどこかで期待していた
そんな愛おしそうに
あの子について話さないでよ、なんて
言えるわけもなくただ話を聞くだけ
結局友達以上にはなれそうもないの
好きな人誰なの?なんて聞かないでよ
言えるわけないもん
こんなに苦しいのに
こればかりは君に助けてもらえない
どうしようもなく切ないのに
ただ君のことを想うことしかできない
ずっとそばにいたいから
もう一生伝えられないんだ
“ 私の好きな人が誰かは死んでも教えないから”
そんな強気のメッセージを送った私の頬を
涙が一筋つたった
格好悪いとは
いじめられてる人じゃない
いじめられてる人は
必死に耐えている
辛くても 辛くても
格好悪いとは
いじめっ子のことだ
どうせ自分のことかっこいいなんか思ってるんだろ
どうせいじめたほうがモテるとでも思ってるんだろ
バカみたい
格好悪いとは
周りの傍観者達だ
どうせ「自分じゃなくて良かった」なんて思っているんだろ
どうせ助ける勇気なんてないんだろ
結局やってることはいじめっ子と同じ
みんな、どうして助けようとしないの?
見て見ぬふりするの?
あぁ、格好悪いな
ほんの一瞬の天気雨
すべてが浄化されたよう
目が痛むほどに美しい日暮れ
湿ったベンチにただ独り
一筋の傳う雨
誰もかも消えてしまった
仄かな虹の向こう側に
ひとりの虚像を見る
瞬きをしてしまう前に
行く宛もなく
今にも崩れてしまいそう
忘れ去られた停留所にて
もうずっと昔に行ったきり
今日も帰らぬ人を待つ
よく頑張ったね
ここらへんで休んでみてもいいと思うんだ
ちょっと
肩の力抜いてみよ。