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12月15日、

AM3時、寒さに目が覚めた
FM3時のニュースは
今日の天気をささやく
漏れる月明かり
誘われて僕は窓辺まで

12月15日、見えなかった
"ふたご座流星群"。
こうして今日もまた、
願い事が一つ夜空に消えてく。

AM3時、トラックの音と
FM3時の時報の音
どうせ出てくれないと
受話器をおいた
ちぎれそうな赤い糸電話

12月15日、見えなかった
"ふたご座流星群"。
こうして今日もまた、
願い事が一つ夜空に消えてく。
君の家からも見えなかったと
信じてるこの気持ち ごめんね…

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ゆき

雪の降らないこの街で
私は凍えながら震えながら
あなたを想ってるの
ああ
この手をあなたが握ってくれたらなって
雪の降る場所に住む
あなたには届かないんだろうけど

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聖夜

降り始めた雪を
手のひらにのせて

かじかんだ指を
そっと重ね合わせる

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⭐︎ミ

はしばしの骨に
正解を埋めよう

わたしが亡いたら
空に流すよ

星々の間違いを
あなたが受けとめて、

全部、
えらべるのだから。

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遠く

彼氏がほしいって言ったって
愛されたいって言ったって
誰でもいいわけはなくて
その相手はひとりしか考えられないって
わたしがあなたを想ってるときも

あなたはわたしのことなんか知らずに
ギターと一緒に歌っているのでしょうか

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ふゆ

きみのくれる
そのこなっぽいココアが
わたしは好きでした

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ふふっ♪

ほら、あの日を思い出して
辛くなったらあの日に幸せをわけてもらお?
見渡してごらん
笑みが溢れるきっかけ日常に転がってるよ

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名前

呼ぶ声が呼ぶ発音が
私を嬉しくさせるの
私の名前がどんどん
大事になっていくの
ねえ、どうしようか
どうしてくれるの?
私の名前もう絶対に
捨てられなくなった
また呼んでよね名前

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あめ

移り変わる窓の外
久しぶりの再会に心躍らせ
この頻度に溢れる笑み
全てを忘れれる時間

雨の街を君と歩む
穏やかな沈黙の時間
不思議と心地良い空間
何年も前からの友の様 

いつでも明るい構内
慣れない僕と君と
今日も走り回り笑い合う
君の笑顔に嬉しくなる私

雨上がりの夜道を歩く
聞こえるのは自分の足音
程よい心地よさに一人
やけに感傷的になる朔の月

またね。