AM3時、寒さに目が覚めた
FM3時のニュースは
今日の天気をささやく
漏れる月明かり
誘われて僕は窓辺まで
12月15日、見えなかった
"ふたご座流星群"。
こうして今日もまた、
願い事が一つ夜空に消えてく。
AM3時、トラックの音と
FM3時の時報の音
どうせ出てくれないと
受話器をおいた
ちぎれそうな赤い糸電話
12月15日、見えなかった
"ふたご座流星群"。
こうして今日もまた、
願い事が一つ夜空に消えてく。
君の家からも見えなかったと
信じてるこの気持ち ごめんね…
雪の降らないこの街で
私は凍えながら震えながら
あなたを想ってるの
ああ
この手をあなたが握ってくれたらなって
雪の降る場所に住む
あなたには届かないんだろうけど
はしばしの骨に
正解を埋めよう
わたしが亡いたら
空に流すよ
星々の間違いを
あなたが受けとめて、
全部、
えらべるのだから。
彼氏がほしいって言ったって
愛されたいって言ったって
誰でもいいわけはなくて
その相手はひとりしか考えられないって
わたしがあなたを想ってるときも
あなたはわたしのことなんか知らずに
ギターと一緒に歌っているのでしょうか
ほら、あの日を思い出して
辛くなったらあの日に幸せをわけてもらお?
見渡してごらん
笑みが溢れるきっかけ日常に転がってるよ
呼ぶ声が呼ぶ発音が
私を嬉しくさせるの
私の名前がどんどん
大事になっていくの
ねえ、どうしようか
どうしてくれるの?
私の名前もう絶対に
捨てられなくなった
また呼んでよね名前
移り変わる窓の外
久しぶりの再会に心躍らせ
この頻度に溢れる笑み
全てを忘れれる時間
雨の街を君と歩む
穏やかな沈黙の時間
不思議と心地良い空間
何年も前からの友の様
いつでも明るい構内
慣れない僕と君と
今日も走り回り笑い合う
君の笑顔に嬉しくなる私
雨上がりの夜道を歩く
聞こえるのは自分の足音
程よい心地よさに一人
やけに感傷的になる朔の月
またね。