あっかんべーのその指をそのまま下に下げると
涙のあとになる
さらにその指を上に上げると
笑顔になる
そのまま指を横にすれば変顔になる
みんな人間だから
誰かとぶつかる
泣いたり笑ったりする
そして誰かを笑わせられる
これからもみんなが人間らしくあれますように
「俺の生き甲斐は勉強」
ずっとそう思ってた
彼女と出逢うまでは
今日も部屋で集中して勉強
いい高校に受かるため
するといきなり
知らない女の子が話しかけてきた
白のフレアワンピースを身にまとい
ふわふわのショートボブで
汚れてない裸足
ここは2階だが
どこから来たんだろう
見た事あるような、見たことないような、
そんなのお構い無しに、君は俺に話しかける
俺の手を止めないでくれ
そう思いながら
君との会話を進めてゆく
あれ
なんだろう
すごく楽しい
君は超能力者のように
毎日楽しい話を俺にしてくる
翌日
俺は熱を出した
疲労が溜まりに溜まりまくってたらしい
明日には治ってるだろう
早く治して勉強だ
…1人の部屋って、こんなに広いっけ?
なんだろう、何かが足りない
心にポッカリと
何かが空いている
数日後
また君に逢った
そして君は
俺の気持ちなどお構い無しに
どんどん話しかけてくる
お願いだから勉強させてくれ
心のどこかでそう思っても
なぜか君がいるだけで楽しい
それにしても
君はなんで、いつも手ぶらなんだ?
そして、どうやってここに来たんだ?
ここは2階にある俺の部屋
いつも同じ白のフレアワンピース
1ミリも伸びてないショートボブ
汚れてない裸足
君と出逢って早半年
明らかにおかしい
俺は思い切ってきいた
「ねぇ、君は、どこから来たの?」
すると君は
しばらく間をとって答えた
「君の心だよ
君の心が泣いてるの
「俺は勉強しか出来ない男だ
他に何も持てていない
このままは、何か嫌だ
誰か助けて」って
だから、私は
君を助けに来たの
ずっと殻に閉じこもってる貴方を
引っ張り出すためにね」
あぁそうか、
俺はずっと
「勉強」って殻に閉じこもってたのか
確かに、周りなんてほぼ見てなかった
でも、彼女と話していると
だんだん周りを見れるようになっていた
彼女の正体は
「外の世界の妖精」
だったのかな
俺はそう思うと
5年ぶりに散歩に出掛けた
今日は入試当日
彼は何処かとひたすら探す
あ
いた
左を向くと彼がいる
何も気にせず彼の元へ
なんだろう、今まで凄く心が張り詰めてたのに
彼の顔を見ると安心しちゃった
顔が緩みきって
思いっきり笑って
笑いすぎてやばいってなって
一言「シバいて笑」と言うと
彼は凄く困った顔をする
その顔もまた
何だか愛おしい
面接前の待機時間
トップバッターの彼は大丈夫かな?
心配になって彼の教室へ
あ
いた
うん、大丈夫そう
いつもは気づかないくせに
手を振る私にすぐ気づく彼
そして優しく振り返してくれる
「頑張れ!」の意を込めてガッツポーズすると
彼はフッと微笑んだ
やっぱり、彼なら大丈夫
グッドサインを送ったら
私は自分の教室に戻る
廊下では
前好きだった奴が友達と話してる
何を話してるかなんて興味無い
今更何を言われようが
今の私は彼に夢中なんだから
そこは分かっとけガキ共よ
君と僕の恋の歌
空に虹をかけて
僕に見せておくれ
2人だけのLOVE song
ハムサンドを食べながら
大好きだよ。
どうして声をかけるの?
私が病もうが喜んでようが悲しかろうが私の勝手でしょ?
私の感情で他人に迷惑なんかかけないでしょ?
だったら気づかないふりしてよ
だったら声なんかかけないでよ
そういう時だけ優しくならないで
「大丈夫?」
もうそういうのうんざりなんだよ
「勉強しなさい」
「早く寝なさい」
「無駄遣いはだめよ」
子供の時まもってましたか?
しっかり勉強して、早く寝て、貯金ばかりしていましたか?
口だけは達者だけど、自分は出来てなかった大人になんか言われたくない
もっと自分の言葉に責任を持ってほしい
こんなこと、大人には聞こえてないかもしれないけど
雲ひとつない空なんてない
毎日どこかで何かがあるように
空も見えないところに雲があるんだ
それを誰かがきっと見つけてくれるだろう
かのアインシュタインは言った
「何故写真を撮る時いつも舌を出すのかって?
そんなの舌出した方が天才に見えるからだよ!」
かのトーマスエジソンは電球を作った。それに質問
「なんで電球作った?だって?夜暗くて怖いから
だよ!オバケ出てくんじゃん!」
かのモーゼは海を割りそこを歩いた。それに質問
「海割ったらさ…凄くね?」
日頃からSOLに大量に送る自分。何故?
「ただ単純に…暇だからだよ。」以上。
時間の差。肉体というのは残酷だ‥。
いくら頑張った所でそこから上には進めない。
そこがその人のそのままの位置になってしまう。
心や知識を磨いたら。それが自分の強さに
なれたらいいのに…。