はるの日も
なつの日も
あきの日も
ふゆの日も
ふたりだから特別
はれの日も
あめの日も
くもりの日も
ゆきの日も
きみとだから特別
曖昧な言葉で隠すのが上手な君は
たぶん、とか
ちょっと、とか
まあ、とか
嘘になりきれない言葉をこぼして
騙しているつもりですか
私は騙せないからね。
僕は自分というものを侵害されること、分かりやすく言えば、馬鹿にされること、必要以上に否定されること、自分の仕事を奪われること、などが気が違うほどに大嫌いです(自分がやるやらないとかそういうのは置いといて)。そのような事をするということは、その人を殺すのに殆ど等しいことだと思っているし、そんなことを僕にするということは、正当防衛で酷い目を見ても仕方無いしその覚悟があると思って僕は他人に接しています。
皆さんも人のことをどうにかしようなんて思い上がったこと考えず、謙虚に生きましょう。結局のところ、最後に人間を変えるのはその人自身ですしね。
たった一つの命で僕らは何を語れるのだろうか
きっと多くはない 長くはない
だからこそ 美しいんだろうって思う
たったひとつの身体に与えられた手足耳口目
どんなに力のない存在だとしてもたった1人だけなら
あなたなら君なら変えてあげることができるかもしれない
生きてる意味なんて死ぬ時に分かればいい
そしてそれを誰かに残してあげればいい
苦しみながら一つの命が築き上げた短い時間が
誰かの救いになったなら
それが僕の生きた証になる
痛いほど 痛いほど寒いのよ
冬も 終りが近いと云うのに
白い妖精も 散らつき始めて
マフラーで きつく結んでも
隠しきれぬ なげきよりこそ
黄昏の山際 燃えまさりけれ
Affaire ・・ 遅すぎる初雪が
悪い知らせを運んできたのね
目の前が見えなくなってゆく
今夜は積もるかもしれない…
透かす 心の奥にいつも居た
あの人は私より 綺麗なのね
それならそれでいい けれど
あの夜 私にみせた優しさも
ぜんぶ 嘘だと言って欲しい
心から嫌いと 手を振れるわ
Affaire ・・ 遅すぎる初雪が
悪い知らせを運んできたのね
重い雪が心の底に滲みてゆく
想いはつのるかもしれない…
いい店ありますよ、と部下に耳打ちされてから数時間後、わたしは自宅とは反対方向の電車に揺られていた。
目当ての雑居ビルはすぐに見つかった。近代的なビル群のなかで、さびれた外観がひときわ目立っていたからだ。
エレベーターの扉が開くと、キャミソール姿の女がピンク色の照明に照らされ立っていた。直接部屋に出るとは思っていなかったのでやや面くらったが、すぐに気を取り直した。のん気に面くらっている場合ではない。神経を研ぎ澄まして料金ぶん堪能しなくては。
「予約した鈴木です」
こくりと女はうなずき、ジェスチャーでついて来るよううながした。
通されたのはリノリウム床の、高度経済成長期に流行ったようなダイニングキッチンだった。ばかでかい食器棚の中央にブラウン管のテレビが納まっていた。映るのだろうか。単なる飾りか。女にきこうとしたが、すでに調理を始めていた。話しかけて集中力を削ぐのは愚だ。
きっちり十分で料理が運ばれてきた。飴色のスープ、ちぢれ麺、正真正銘のインスタントラーメンだった。
我を忘れてスープ一滴残さずたいらげ、余韻にひたっていると、缶コーヒーを渡された。渡されたはいいが、どうやって開けるのかわからなかった。女は察したらしく、手を伸ばし、開けてくれた。口のなかで転がし、鼻から息を抜き、香りをじっくり味わってから食道に流し込んだ。至福のひとときだった。
缶コーヒーを飲み干してから女に、「あのテレビは映るの?」ときいた。女は何も言わず、曖昧な笑みを浮かべた。
「日本語わかる?」
女は首を振った。
目的は達成したのだ。長居してもしょうがない。わたしは会計してくれるようジェスチャーで示した。すると、「ありがとうございます。八万二千円になります」と元気のいい声がどこからかきこえた。テレビだった。ブラウン管に萌え系のキャラクターが浮かび上がるのと同時に女は目を閉じ、固まってしまった。わたしは戸惑い、女と萌えキャラを見比べた。
「その女は他律型ロボットです。指示を出していたのはこのわたくし。ラーメンはお口に合いましたでしょうか」
「ああ、もちろん」
ぼそりとわたしはこたえた。
こんな未来の到来を待たずに死を迎える世代は幸福である。
明日こそ 一年後こそと先伸ばし チャンスを逃してしまいたくない
生きること 何度もくじけて立ち上がり
生きてる幸せ実感する
明日へと向かう力は必ずに
私にもあり みんなにもあり
明日もね小さな幸せ数えてね
1日1日生まれ変わるの
生きていて良かったと思えるその日まで
立ち向かうのは己の心
失望は希望へとの道しるべ
それまでの道向き合ってこそ
彼女できたんだって?
おめでとう
しあわせになってね
しあわせにしてあげてね