君と見た月はとても綺麗だった
月までの距離はとても遠いのに君の月はとても近い
僕もそれにすればよかったと後悔した
いただきます
今の場面 録画しておけばよかったな
そう思うのはいつも終わった後
録画ってほとんど賭けですよね
優柔不断だった
守りたい 変えたくない 踏み出したい
でも
「傷つきたくはない」
熱く情熱的なまでの苦悩の中君は壊したくないから守りたいと言った
静かに冷めてるようにすら感じるけど確かに温かな温度のある言葉で今が好きだから変えたくないと君は言った
いつもは軽い君が珍しく心の底から望む関係のために踏み出したいと言った
だけど
君たちは決まって誰かを頼っていた
その答えはひとつ 傷つきたくない
だった
結局それぞれが全てが変わってしまうことを強く
拒んでいた
"月が綺麗だね"
夜空に光る月を2人で見ている情景が浮かぶ
でもね
"太陽が○○だね"
こんな言葉はまるでない
なんでだろう?
真逆だからかな?
それとも月がクールだからかな?
答えは分からない。
分かりたいのかどうかも分からない。
でも、これだけは言える。
"正反対だとしても必ず嫌いになることはないよ"
全部が全部ハッピーエンドのサクセスストーリーなんて幻想の幻想で
明日に這い上がるには犠牲が増えすぎてしまったようだ
夜ならもう すぐそこにいる
話しかければ秒で仲間入りなのさ
見つけるのが怖くて 見つかるのが怖いのなら
真っ黒になって夜を生きればいい
誰も見えない誰も知らない
見えた時は同じ世界の住人
カレンダーが10を指したらエンドサインだよ
君からもらったチョコレート
食べられないまま机の隅にぽつり
眺めるだけで甘いから食べられないなんて
君には言えないね
今日もシャーペンを走らせた
単純な単語の羅列が
複雑な単糸の欠片になる
今日も、また、一歩踏み出そう
そうして、ペンを握った
街灯がなければ完璧な
鈍い光の空の明かり
届いているかどうかすら分からないくらい
ここでは鈍い鈍い光
その輝きは銀紙みたいなんだ
自分らしさ
とはなんだろ
に対する俺の結論
それは結局自分しか知らないもの
という結論だ
「誰かの言うらしさは常に少しズレている」
分かりみが深い
というやつだ
ホントにその通りなのだ
だって誰の前でも自分らしい時間は歳を重ねれば限りなくゼロに近くなっていくからだ
なんでかなんて簡単な話で我々には学習能力というものが備わっているから
よく言う次男は長男が怒られてるのを見て育ってるからナントカ的な
まぁそれが嘘か本当かは今どうでもいい
誰かが怒られてる所を見かけそれが何故起こったのかを知っていたとして怒ってる相手を真の脅威と認識していれば
何をすればその脅威が自分に牙を剥くか知っていてわざわざ丸見えのトラップに自分から足を踏み出す奴は居ない
ということ
自分が安全でいるためには人はどうにだって変われる
そもそも生まれてから今日と言う日まである程度の時間を過ごせば変化をするのは当たり前の話
そしてその変化は往々にしてらしさを表から裏に追いやる変化である
生みの親が子供のらしさを間違えている
なんて不思議なことでもなんでもないだって親と子の関係は血縁関係を取り除けばただの他人対他人なのだから
人なのだよどちらも
人は自分以外の者に無自覚に理想を押し付けている
それが当人にとって偽りの自分であるなんてこと
あるあるなのだと思う
そして チラチラ見えて来る知らないあなたに違和感を感じる
そこで人間は2種類に分かれる
拒絶者 適応者
だから誰かのらしさはその誰かと数少ない希少種である適応者
しか知らない
ここでもうひとつ 自分らしさなんて僕私は分からないというそこのあなたは
実に単純な回答しかなく
あなたがあなたに大した興味が無い
というだけの話なのだ
人はどんな人種だろうが興味のないもののことは知らない
そして知らない物を嫌う
だからいつまでも知りたいと思わない
だって自分の知らない自分がいるかもしれないから
まぁそれでもいいじゃないか
どうせいつか向き合うように世界は人は作られてるような気がするから