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あたりまえのこと

顔が見えないから
誰か分からないから
人を傷つけてもいいんですか

違うよね

顔が見えても
誰か分かっても
人を傷つけちゃいけないよね

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3時のおやつ

あつあつになった
フランパンのリンクのうえで
バターがトリプルアクセルきめて
ホットケーキがバク宙4回
バター再登場ではちみつと
いっしょにがんばれバンジージャンプ
フォークとナイフでいただきます

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ベランダ6時半

5本目を消して
暮れゆく日にひぐらしが鳴く
6本目に火をつけて
書けないメッセージ
そろそろ決着を付けようか?
夕立に振り回された
あの日の天気予報
確か快晴だったかな?
「それでも…」
て諦めきれずむしゃくしゃして
灰皿をひっくり返す
5畳半は散らかった
黒い灰私のココロ

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雨の日

雨の日は好き

傘をさしていられるから

君を見ていることに気付かれない

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エレキテる

濡れた身体
あなたの声に痺れるが如し
毛先から逃げる水玉
アスファルトにくだける
夜空にかかる色のない虹
眠る街 24時
エンドロールの後ろのふたり
電気回路
これ見よがし

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雄叫び

戦わねばならぬ
自分を惑わすものと

戦わねばならぬ
自分の夢のために

戦わねばならぬ
一日一日を全力で楽しめるように

戦わねばならぬ
戦わねばならぬ
勝とうが負けようが
自分が歩いたその道が
次の戦いの武器となろう

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真夜中と海

こんな真夜中に
海に落ちてしまいました。
あいにく今日は新月で
海はほんものの真っ暗闇です。

どこまでもどこまでも沈んでいきます

ここは、まだ海でしょうか

どこまでもどこまでも
しずんでいきます

あんまり暗すぎて
もうなにもわかりません
かんがえるのうみそも
どこかでおちてしまいました



かなしそうなあなたのかおだけは
とてもあざやかにおぼえています

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青春の小部屋

すこし埃っぽい空気と
それに染みついた制汗剤のにおい

ため息の詰まったロッカーに
泣いてる影が座ってるベンチ

窓を開けて、放てネガティブ

ほら埃のキラキラすら
希望の光に見えてきた

あと少し、そこで待ってろ青春

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さ めな いゆ め

昨晩、泣いたまま寝落ちした

目の、つぶされたみたいな重さが
何故、泣いたのかを忘れさせる

今は、お昼ごはんのことしか考えられなくて
夕方、お昼ごはんを食べ忘れたことを思い出す

面倒、って思って結局何も食べずにまた寝る

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私が愛している

「大丈夫 あなたがあなたを愛さなくても私が誰よりも愛している」

彼女はそう僕に言い残して去っていく
ダークブルーの瞳には僕はどう見えているのかな
君は僕に呪いをかけた
それから僕は何度も君の呪いで死んだ
分からない事がある
君の呪いで死んだ時僕は必ず寂しそうにしている君を見るんだ
黒のコートにフードを深く被って顔は見えないけど
毎回見える君は確かに泣いていた
「私はあなたを誰よりも誰よりも愛し続ける」
そう出会う度君は言っていた
僕は君に何をしてあげたこともないし君とはここで初めて出会ったはずなのに
そう僕は君に問う
「あなたは私の光になってくれたの」
とフードの中で笑顔を浮かべた
不思議だった今までは恐怖を感じていたのに
その瞬間僕の中から恐怖は消えた
そして君は見えなくなっていた
一体君は誰なんだろうか
僕が自分を許せなくて自分を傷つけたいと思ったそんな時必ず君は僕の傍に現れて静かに抱きしめてくれた
暖かく包まれていた 自己嫌悪は包まれるように僕から薄れて消えてゆく
そして君は言った
「大丈夫 あなたは誰よりも優しい人」
「誰よりも誰かを救って来たのだから」
「次はあなた自身を救ってあげて」
知らないうちに眠っていたようだ
眠りから覚めた僕の手には紫の花を握っていた
君がくれたのだろうか

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レイニー・ブルー

HAっとステキな夢から
覚めたらそこは
レイニー・ブルー・マンデー
眠たい目をこすりながら
“オハヨウ”なんてとても云えない…

未完成のホームワーク見るたび
ユーウツな気分になるの

レイニー・ブルー
できるなら眠っていたい
レイニー・ブルー
夢のつづきを見ていたい

HU…とため息ついたら
ドアが閉まった
レイニー・ブルー・トレイン
想いの彼は今日に限って
“オハヨウ”さえも云ってくれない…

お気に入りのローファーと心は
ずぶ濡れで泣けてくるの

レイニー・ブルー
このまま揺られていたい
レイニー・ブルー
終点まで連れて行ってよ

レイニー・ブルー
できるなら眠っていたい
レイニー・ブルー
このまま揺られていたい

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君の

ふと思う
君の顔はどんなだろう
君の声はどんなだろう
君の色々を考える
君のほとんどを知らないのに
僕は君に恋してる
ほとんどを知らなくても
素敵な人だということはわかる
だって僕が恋した人だもん

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貴方と

貴方と出会えたこの世界を
愛することにしました
貴方と出会ったあの時を
奇跡と呼ぶことにしました
貴方と食べたあのフレンチトースト
あんなに美味しかったのに
なんであんなに味がしなかったんだろう

小さな小さな出来事を
運命と呼ぶことにしました。

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あなたの代わりはいくらでも居る。

それが事実だったとして、それでもまだ居場所を失わずに生きているってことは、それだけで価値だと思う。
あー?自分には居場所なんて無い?んなこたぁ死んで天国と地獄の両方から出禁食らってから言いやがれ。

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Fhantom or Real

言葉の刃 誹謗中傷 無視
ボクの心を殺すのには 十分すぎるセットリスト
希望を失ったって 心が生きているなら
心が死んだって 身体が生きているなら
これが当たり前なんだって 
その当たり前ができないボクに死を

Who is next person?

無言の圧力 同調 多数決 
輪からはみ出た者たち 日々更新されるブラックリスト 
夢がある者は 称賛され
夢見がち者は のけ者に
無邪気な悪意によって 
今日も神の手から 零れ落ちていく命

Who is next person?

ロープ 踏切 屋上 
心刺す同調者達の声 生存確認のリストカット
人々は無自覚に ナイフを持って走る
ナイフを持った人に降りかかるは 言葉のナイフ
人と認められなかったボクは…  

一体なに?

Who is next person?

Who is next person?

Who is next person?
   ・
   ・
   ・

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眠れません

深夜にハサミで枕ぶっ刺して
壁殴ったら指の骨折れました
へこみさえしなくって ああもうどうにもならないや
ラムネみたいな錠剤だか錠剤みたいなラムネだかもう分かんないけど
どっちも甘いからまあいいか
そんなことより早く概念にならなきゃ 夜が明ける前に
空き缶洗って花を生けた
環状線と割れた液晶 
破片が散ってあたしを殺した

昼夜逆転生活が一周回って
早寝早起きになりました
気をつけてねって言うけど カミソリ投げてくるのはそっちじゃん
街のミニチュア綺麗に並べたら
ちゃんと壊してあげるからね
ずれた時計が合う一瞬
パジャマのまんま深夜を貪って コンビニでアイス買っちゃおう
店員さんの手首見つめて
あたりの棒を投げ捨てた

中央線のホームでぼーっとしてたら
リーマンにぶつかられて舌打ちされました
死んだら今度は迷惑だって ぼこぼこに殴られちゃうな
ネズミのしっぽつかんで窓から放り投げた
眠くてしょうがないけど 何でだか全然眠れない
毒々しい色した世界
鳴り止まない通知音
幻聴だか本当だかもう分かんないや

そんな目で見ないでよ
透明人間になって誰も構わないで欲しいけど
やっぱりかまってちゃんだからだめだあたし

今度は優しくしてよね