そばに いたいの
きみの すぐ そばに
かなわない なんて
あたりまえのこと いわないで
わかっているけど すきなんだもの
そばに いたいの
羊が1匹、羊が2匹
羊が3匹、こんばんわ
羊が4匹、羊が5匹
羊が6匹、でておいで
羊が7匹、ここまでおいで
羊が8匹、息の根とめて
羊が9匹、たんとんとん
羊が10匹、じゅうじゅうじゅう
明日のメニューはジンギスカン
あなたが笑顔になるまで
ちゃんと私 そばにいるよ
ふだん「おせっかい」ってあなたは言うけど
世話焼かせてよ 彼女なんだから。
長さの違う小指の爪を
あっけなく切って
ため息をひとつ、ふたつ
君の為に髪を切る気にもなれない
まじないじみた自分が
くだらない
ああくだらない
好きな音楽を聴いても
今日は気分もあがらない
「A君には言うけど、私、B君のこと振るんだ」
君は何の反応も示さなかったね
その後に、「A君のせいじゃない」って言おうと思ってたけど、君があまりにも無反応だから言わなかったよ
不服そうな顔もせず
何とも言わずに
君は何を思ってたの?
教室に戻って、隣の席で君がボソッと
「告白、されてたんだ」
君がどう思っていたのか、今も分からないまま
分かりたくないような気もする
その日の
君の顔はいつも通り
優しい表情の君はいつも通り
安堵も悲哀も嫉妬も全部
押し殺しているの?
そんな顔しないで
感情は何処へ行ったの
あの時の君は何を想ったの
何を考えたの
全部言って欲しかった
ぶちまけて欲しかった
受け止める覚悟はあったのに
A君、私はこんな風に想ってた
君には届かなくてもいい
いつか自分で届けに行くよ
雨の日が嫌いだ あの日のことを思い出す
傘の隙間に見える君 僕のかわりに濡れる髪
歩くたびに広がる海 君のまわりに垂れる闇
しらないよ そりゃないよ いらないよ
雨の日が好きだ あの日のことを思い出す