恋の病 苦しんでるなら
魔法のくすりをあげる
どんなつらい夜も
ぐっすり眠れるやつを
大丈夫 心配しないで
みんな密かにやってる
一粒 喉を通せば
アノ男のこと忘れる
バイバイ バイバイ さようなら
バイバイ バイバイ お大事に。
恋の病 治った頃には
浮気男に出会うでしょう
どんな恋をしても
くすりがあるから安心
バイバイ バイバイ さようなら
バイバイ バイバイ お大事に。
バイバイ バイバイ さようなら
バイバイ バイバイ お大事に。
バイバイ バイバイ さようなら
バイバイ バイバイ お大事に。
不幸なことが起きても必ず幸せはやって来る
けどその幸せが必ずしも不幸を打ち消せる大きさな訳じゃない
幸せが走る速度は不幸程速くはないから
幸せが到着するまでに色んな嫌なことが起きる
皆それが嫌で死んでいく
自殺する人としない人の違いは
遅れてくる幸せを待てるか待てないか
死にたいって思っても少し立ち止まって待ってみよう
そうすればきっと幸せは訪れるから
あれから逃げに逃げて、ある月極駐車場に辿り着いた。これ幸いとそこに停まっていたトラックの下に滑り込み、やり過ごすことにした。
その直後、『奴』が駐車場に現れた。少しきょろきょろとしながらも、何故かこちらに真っ直ぐ進んでくる。どうしてこういう『追いかけてくる怪異』って奴らは、逃げる奴の場所が分かるんだろうか。
そして隠れていたトラックの前で止まり、その下をバッ、と見た。
しかし、そこに既にこちらの姿は無かった。こうなることを見越して、トラックの陰を利用して、こっそりと移動していたのだ。
『奴』がこちらを探しているうちに、フェンスを乗り越えて逃げようとする。
しかし、うっかり音を立ててしまった。もちろん『奴』はすぐそれに気付く。急いでフェンスを越えるも、バランスを崩して転んでしまった。
これは詰んだか、と半ば諦めながら『奴』を睨みつけていると、不思議なことに『奴』は憎々しげに睨んでくるだけで、こちらに来ようとはしなかった。まあ、それも僅かの間のことで、すぐにフェンスを回り込んで追おうとしてきたが。
(しかし、なぜ奴はフェンスを越えてこなかったんだ?そうすれば簡単に捕まえられただろうに。……まさか、いや、それより早く逃げよう。奴が来てしまう。それに、攻略法も思い付いた。)
そんなことを考えながら、まだ少し遠い我が家に向けて、逃走を再開した。
※この話の設定は、一部こちらで作っている部分があります。そうしないとポマードが唱えられない状況じゃちょっと勝てないので。(『メリーさん』の防御と瞬間移動と流し雛も同じです)万が一口裂け女に遭遇しても、ここに書かれているような方法を試そうとは決して思わないように。素直にポマードするかべっこう飴を差し出しましょう。
恋も愛もないくせして
それっぽい言葉は一丁前
才もセンスも学もないのに
まだもがいてみたり
並べ立てていれば
少しはかっこよく見えるかしら
目を瞑っても自分の部屋を歩けること
かみそり負けのその先のLEDライトの
下で寛ぐそんな予定もないのに君と電
話で話すことばかり考えている僕達兄
弟が同じ時間に家を出れたら良いのにね
結局恨んでいたのは僕だった
何も知らなかった僕だった
「終わった時のために涙は残しておく」
そう言ってただひたすらに
目の前の壁を壊していた
それでも頬を濡らす夜があった
今までの僕が哀しむのだけは嫌だった
涙を流せる条件を忘れていた僕へ
結局恨んでいたのは僕だった
努力をしなかった僕だった
この変えられない過去なんて
隠したかった
だけど
心のどこかで誰かに見つけて欲しかった
「僕はどこに行っても楽しめるはずだから」
そう言ってただひたすらに
恐怖を見えないものとした
それでも目指すのはただ1つ
僕のゴールは1つしかないと思っていた
見えないゴールを見て自分の弱さを見なかった僕へ
結局恨んでいたのは僕だった
見えないものを見る僕だった
この変えられない過去なんて
埋めちゃいたかった
だけど
心のどこかで誰かに見つけて欲しかった
結局恨んでいたのは僕だった
結果をほめた観客でも
共に泣いた仲間でも
頭を撫でた親でもない
何も知らなかった僕だった
この変えられない過去なんて
消えて欲しかった
だけど
時は進み過去は流れ今がある
泣き叫ぼう,今までの涙なんて捨てちまえ
この瞬間からまた新しい涙を溜めていこう
今から楽しめる場所を探しに行こう
これはまだ何も知らない僕への歌
暗くて
深い
夢に沈んでいく
夢に溺れていく
息もできないくらい
沈んで 沈んで
地に足が付くのは
もっと先かもしれない
だから
その時まで
いくらでも、溺れていこうじゃないか。