つまった鼻が
すーっと通るような
雨の前の風
書きかけの手紙は
その雨で滲ませればいい
「届けたい言葉」とか
口では立派だけど
ようするに抱きしめたい
単純な欲求だよな
毛布をかけるみたいに
わたしを思い出して
水を飲むように
ぼくを見つけ出して
天気雨みたいにイタズラな
滴りまくってるBMG
君の言葉は
まっすぐ いちばんに
僕のとこまでやって来て
きらきら
星みたいに輝くんだ
ありがとう
いつも僕を照らしてくれて
僕の目は生まれた時から色盲でした。
科学が発達して
僕の目を治せる薬ができました。
真っ白な病室の中で
初めて、白黒じゃない君を見ました。
それはあまりに綺麗で、
僕の目には毒でした。
それが僕が見た唯一の色です。
雨上がりの曇った空の切れ間から
赤い色が空を染めた
そんな梅雨の夕方に
私は自分の心の中の泣きそうな気持ちを
窓の外にぽいっと捨てようと思ったのに
私はあなたの色に染まるようです。
でも私は黒色だから、
あなたの影響で綺麗になることはないのです。
透明な水に絵の具が垂れるように
人の心は染まっていく
透明だったのが
ピンクになったり
水色になったり
周りの人によって色が変わっていく
相性ってこれと同じだと思う
だって赤と白が混ざれば
綺麗なピンク色になる
でも茶色と黒が混ざると
変な色になる
君はオレンジ色だけど
果たして私は何色なんだろう?