もうだめだ。消えそうだ。
くたくただ。
明日は来ないかもな
そうつぶやいて寝転ぶ夜
ぬぎっぱなしのあのtシャツも もうくたびれたって
うずくまって 泣いてるよ
なんだか僕のために泣いてくれてる気がして
僕も泣きたくなっちゃった
もうだめだ消えそうだ
それでも明日は来るから
大丈夫消えないさ
そう言って、明日も家を出ようか
『大丈夫だよ』
その一言が欲しくて。
たった一言の言葉も
口に出せないほどに
僕たちは何かを無くして
気づかぬふりをしているの。
誰かに本音を話せたら
楽なのにな。
大人はずる賢くて
信じられないだなんて
よくあることだけど
辛いよな。
大丈夫だよ。
貴方のその気持ちには
気付いてるから。
大丈夫だよ。
本音で二人話し合おう。
大丈夫だよ。
心の中を聴かせてよ。
小雨の似合う町
左利きの君の右手を奪って
連れだしたい共に滴りたい
薬みたいなその笑顔が
明日の僕を生かすなら
昨日死んだ僕にごめんねして
独り占めしようと思う
名前のない色の空を愛でる
馬鹿みたいに甘い日々
顔を上げて歩き出すと
私はなんだか楽しくなるの
水だけじゃ味気ないじゃない?
甘い甘いミルクティー飲んで
物語の奥に沈んでそしてね
私は街灯に照らされる一瞬
主人公になるの
独りぼっちの神様は
全てを作り上げた
何もかも理想通りに進む魔法の歯車で出来た夢の世界を全ては思い通り
思い通りのはずの世界だった
彼女が作った世界はほんの少しの揺らぎで崩れていった
彼女を愛してくれるはずだった君は
彼女で無い人を好きになった
それがこの世界で最初の小さなそれでも深い傷
歯車はこの時小さな悲鳴をあげていた
彼女は全てを得ようとした愛も友情も
この世界では全て手に入る私は神様だから
そう心に言い聞かせながらまっすぐに歪みへはまっていく
そして彼女は勝ち取った
全てが在るべき形をした彼女の世界を
夢の世界の夢の中で
それでも
彼女の独りぼっちの暗くて広い心を埋めてくれる物は全て手に入る
愛も友情も
それは待ち望んだ全てだった
彼女が最初この世界で手にしていたはずの物だった
でも、結局届かなかった
手に入れた光は瞬間で手の中から飛び去って行く
それも輝きを取り戻すようにして更に強く光り輝きながら
「ずっと夢のままなら良いと思わない?」
「夢でもいいじゃん 一緒に来てよ」
彼女の声は届かない
「夢でも届かないの?」
心から零れた泣き声だった
彼女の夢は崩れていった
取り戻せない
手に入らない
夢の世界まで独りの自分を嘆く彼女にはもう
誰の声も届かない
友情を求めた人の声も愛を求めた人の声も
全て暗闇に吸い込まれて消えていく
堕ちた神様を救うのは
作り物だった君達なんだね
光を閉ざした彼女を引き上げるように包むように
愛は友情は彼女を支えている
神は決意する神としての自分を捨てる事を
自分の世界に帰る事を
愛は
最初から彼女へと向けられていた
それは彼女が定義した彼女ではなく
彼女の無意識が定義した彼女へ向けて最初から注がれていた
捨てたはずの自分は愛して欲しかった自分だった
友情は
夕日の射す部屋の中で泣いてる彼女を優しく包んでいる
「どうか この願いが一生叶いませんように」
悲しい願いを添えて友情は繋がりと共に送り出す
友として
目を覚ませば夢は終わる
そうして彼女はただの人間として
悲しい理不尽な世界に夢の世界の繋がりと共に踏み出していく
二度と出会う事のない
夢の世界の繋がりは証として彼女の隣にあり続ける
空カラ雨が降って
カラカラな感情が潤った
カラカラなのにも気づいてなかった。
日比谷公園のベンチで
ひとりお弁当広げる
気のはやいブラウスの
袖がむなしく揺れる
梅雨空はズル休みして
お日様悪戯にのぞく
彼によく似た後ろ姿を
目で追ってしまう癖
乾いた心 うるおす
誰かが欲しいのよ今は
だけど湿すぎはイヤよ
私 腐ってしまうわ lu lu lu …
日比谷公園のランチは
孤独抱えた女の洪水
心とシンクロする噴水
涙があふれてゆくわ
腕時計を気にしながら
鳩と木漏れ日と遊ぶ
日向で語らう人はまた
ビルの森へ帰ってく
乾いた心 うるおす
誰かが欲しいのよ今は
だけど湿すぎはイヤよ
私 腐ってしまうわ lu lu lu …
朝の目覚まし時計が、僕のことを笑った
夜のシャワーが、僕のことを軽蔑した
昼のクラスメイトは、僕をいい奴だと言った
コーヒーほど強くは無く、
角砂糖ほど個性もない。
だけど 私にはこれが一番しっくりくる。
運動神経がとてもいい子
クラスの中心で人気者
みんながその子と話したがる。
成績が学年トップの私
そのことはほとんど言わない
言ってしまったら、
「マジ?」と言われて
噂になって
誰も私を私としてみない。
優等生としてみる。
どうして?
同じ一番なのに。
運動ができるのは受け入れられて、
勉強ができるのは化け物のようにみられる。
どうして?
いつも1人で歩く道で
君の声が聞こえること
君が幸せをくれたこと
可愛いそれに癒されて
にやにやしながら
この時間が続けばいいな
なんて私は願ってたよ
にへへへって笑ったら
君もまた笑ってくれるでしょ?
待っているのだよ。幻想郷に住んでいる住人を
この世でありながらこの世ならざる者
汚れなき魂を持ち、上に上にと向かう姿勢
叩けば叩くほど傷つきながらも美しさを放つ存在
何よりも幾ら歳を老いても心の純粋さを忘れない
強い人間を。