気持ちの伝え方を夜風に教わって
街明かりに去り際を学んで
月に見習って身を引きます
眠いのに寝たくないのは
朝が来るのが怖いから
布団の中で泣いたって
現実はなんにも変わらないままなんだ
まだ、眠くないから
今日は公園に行こうかな
夜の空気 いつもと違う道
なんだか新鮮で 不思議
すべり台 ブランコ 鉄棒
楽しくてついはしゃいだ午前3時
もう夜明けも近い
帰らなきゃ…
バイバイ 夜の街
さよなら 僕だけの公園
またね
小顔ローラーの効果しら
今日は君が話しかけてきた
あんまり退屈な話をするから
偏頭痛が振り返してきた
ドラマの録画を忘れたから
その誘いまた今度♪
例年通り、蝉が合唱練習をはじめて
例年通り、太陽が照りつける
違うのは僕らだけで
何事もないように
今年も夏がやってきた
あなたに伝える勇気もないの
私は弱い弱い弱い
こんなに弱い私だから
あなたに守られてもいいでしょうか?
わけもなく生まれたような
気がつけば消えてくような
映画じゃないの 知ってるか
君はなんだって わかってる
真四角色の 夢を見た場所を
君はきっと今夜も思い出す
暗い部屋で テントのように固まって
泣いていた 夜をこえた
恥ずかしげもなく ふざけまわった
とおくしぶきのあがる日々
理由がなきゃいけないような
気がつけばおくれれたような
そんな気分で汗をぬぐった
夏の気分が またやってきた
鼻の頭が 日焼けてむけて
君はきっと布団をはいでる
暗い夜も 全部忘れて夢をみた
しかたのないほど どうにかしたい
戻れぬことを惜しむ日々
巣ごもりをして、早くも十年が経ちました。
家に一通、鼠色の文字で僕の名前が書かれた不幸の手紙が届きました。
高校の頃の同級生が転落死したらしいです。
同級生の死の理由は僕にはわかりません。
僕は、葬式何てものは行く気もありません。
なので、気が付けば僕は市の指定された燃やせるゴミ袋に捨てました。
生まれて私、一度も人を好きになったことがありません。
恋人零、恋愛経験零、恋愛感情零の私。
部屋の壁にはアイドルのグラビアのポスターを貼っています。
今日も相変わらずかわいい子に囲まれ汚部屋に住んでいます。
先週の食事のゴミが散乱している部屋に住んでいます。
洗濯物はたまりっぱなしです。
台所は洗っていない食器でいっぱい。
飼っているネズミがちゅうちゅうと鳴く。
僕はネズミに餌をやり、さっさと外に出る。
外は晴れていて、さっきまで降っていた雨は止んでいる。
世界は僕だけをおいて回っている。
気晴らしに買い物に出かけたら、同級生に会った。
「おー、お前ひさしぶりだな~、元気か?就活やっているかー?」と僕に聞く。
ああ、僕は将来についてお先真っ暗です。
自分が惨めにおもってきました。
「うん、一応やっているよ」と僕は咄嗟に嘘をついた。
どうだっていい。
僕は買い物先で同級生に会ったことで苛立った。
買い物なんてないから家に帰り鼠に語り掛けた。
「ねー、チューちゃん、僕の人生お先真っ暗なのかな?」と僕は鼠を抱きかかえて呟いた。
鼠はチューチュー言っている。
まるで僕を見下しているかのように。
突然雷雨が降ってきた。
テレビからは、大雨洪水警報のアラームが鳴っている。