いつもとおなじにみえる日が
今日も目の前によこたわっていることが
ほんとうはとてもしあわせで
とてもうれしいんだとおもいだす
どこかとおい物語のように感じてしまうほどの
ネットで調べた
残酷の類語のすべてでも言い尽くせないほどの
ことがありえた
75年前の今日と3日後
あの2日をおぼえておくために
わたしはせめておもいだす
この日々が
ぬるま湯みたいでも熱湯みたいでも
やっぱりうつくしいということを
空は高くて蒼くて
どこまでも広がっていて
それなのに、
僕は どこにもいけない
恋をする君は
誰よりもかわいくて、いじらしくて
そんな顔をされたら
好きになっちゃいそうだよ
とれかけのボタンみたいな都市で
いつか来るその日を期待してみたり
習った玉結び忘れてしまった家庭科:2
今さら直す手立てはないんでしょう?ねえ市長
針山を何度刺したところで
君の舌打ちが止むことはないだろう
ビンとカンに分けられた穴のむこう
繋がってるのは承知の上
仕分けられないこの劣情を
引き取ってくれる業者さん
こちらまで連絡お待ちしております
怖いくらいに静かな部屋。
空気に占領させた箱の中。
時計が10をさす時、
電波に乗って聞こえる声。
ガチガチに固まった心が溶ける瞬間。
この時間が永遠に続けばいいのに、、。
謝ってばかりの人生で背中はますます丸くなっていつかありがとうの比率がすみませんを上まったときこの鎧は誰かを守る為に使おうと思う
貴女がいないはずの世界で
貴女の髪の匂いがした気がした
貴女はもうここにはいないのに
貴女を求めて振り返る
炭酸を開ける音がして
夏の路地裏見渡した
たった一つの自販機に
この暑さから救われた
いやな思いも炭酸と
一緒にはじけて飛んで行く
この時間が僕の味方
燦燦と降り注ぐ太陽
ならんで歩く砂利道
どこまでも透明な空
ラムネを抜く顰め面
天へと伸びる向日葵
風に吹かれて麦藁帽
駄菓子屋の風鈴の音
キーンと疼くアイス
遠くに見える地平線
透けてる純白ワンピ
畑を横切る赤とんぼ
明日は何をしようか