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変化

変わっていく
世界はめまぐるしく
季節はどんどん
あのバンドは あの番組は あの気持ちは

変わらずに
キミの目だけがつよく残る
アイツの言葉だけがじりじりと心を妬く
狼煙はまだ上がっている
明日はやってくる
昨日はやってこない

誰も気づけない

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¥490

部活のあとの汗
嘘をついたときの汗
お風呂あがりの汗
悪い夢をみたときの汗
昨日飲んだタピオカミルクティーは
どの場面で頬を流れたのか

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線香花火

線香花火が手元に咲いた。
例えばこの綺麗な華を触ってしまったら
火傷するのだろうけれど 
無性に触りたくなった。

落ちないでと
そう思ったときには火は消えて
茶色へと落ちていく。

こんな線香花火のように
『ぱちぱち』できたらいいのにな。

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表と裏

私のことを何も包み隠さず全て教えろだって?
そりゃああんた、ちょいと傲慢が過ぎるんじゃない?
それにほら、裏ならいつも見せているでしょう?

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夕べの空は青かった

夜の空は暗くて怖くて昼間とはまるで違う顔を
見せる。だけど昨日の夜の顔は少しだけ寂しそうな
顔をしていた…

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掌のひらの世界に囚われてると見えないものも多くなる

自分が生きている世界なんてつまらないと
小さな世界にしか興味を示さずにいると
大きな世界の中で起こっている一瞬の感動を
見逃す。そんな事を考えた8月18日

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最後は何も残らない

社会の歯車として70年。与えられた事のみを覚え
やり続け機能がほとんどしなくなり
老朽化し用済みになった結果。 
最後には赤ん坊の様に何も残らなかった

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猛暑日。

あゝ蒼い空にグラスかざして、

輝く夏のフロートにしたいわ、

あゝはやくたべてよ、あなた、

入道雲のソフトが溶ける前に。

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KaReHa

ヒラヒラ
落ちてゆく
それはゆったりと景色を切り裂き
ゆっくりと地に着く
その数は無数に
終わりを告げる証である
今日も
景色を裂き
地に着く

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落とし物センター

さあ お茶でもどうぞ
貴方がここに来た理由があるはずです。

何を落としたのですか?
何を無くしたのですか?

この靴ですか?
この傘ですか?

それとも愛ですか?