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静夜

眠れないと私が言った、夜のこと。
『……まつしぐらに竹が生え、
凍れる節節りんりんと、
青空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。』

月が照らす先
生え欠けている竹

張り詰めた蚊帳は
夜風のゆりかご

君の声が つーーんと響くこの詩は
私のゆりかご 私の糸

張り詰めて張り詰めて寝息を立てる
私の幼い夜のゆりかご

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テストって。やだね。

いつかこの文字の羅列も
アルファベットの並びも
人生に関わる日が来るのかしら

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片想い

ときどききみを見てる
きみは気づいてないでしょう
ドアにもたれて友達と話す
きみの姿を見ています
きっときみの好きな人は
ミ〇ーマウスの筆箱の
をとめで可愛いあの子でしょう
見たくもないのに見えてしまった
てがみを渡したきみの姿
ルール違反だよ、人の前で告白するなんて

ときどききみは泣きそうになる
きみは隠してるつもりでしょう
ドアにもたれて涙を流す
きみの姿を見ています
きっときみは伝えたんだね
ミ〇ーマウスの筆箱の
をとめで可愛いあの子へと
見たくもないのに見えてしまった
てを振り帰った彼女の姿
ルール違反だね、きみを振るなんて

ときどき私は伝えようとする
きみは何も知らないでしょう
ドアに隠れてチャンスを待っている
きみに伝えようとしていつも出来ない
私に気づいてくれませんか
はるか遠くの存在のきみに
伝えたい想いはこんなにあるのに届かない
エースのきみは人気者
よく女の子と話してる
うしろで俯く私には
とてもじゃないけど気づかない
すぐそこにきみはいるのに
ルール違反だよ、きみとの距離は遠すぎる

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貴女への好きが止まらなくて、

     す
すきすきすきすきすき
     す
  すきすき
  き  す
  すきすき
     す
    すき

     す
すきすきすきすきすき
     す
すきすきすきすきすき
     す
  すきすき
  き  
  すきすきすき