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できれば、消えてしまいたいんだけど
そんな勇気は微塵もないし
痛いのは嫌だし
それで、何となく今日も生きてる

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日曜日の夜に

日曜日の夜に思うのは
明日、学校休みたいな

ねぇ、君のいない学校は
空っぽでつまらないよ
どうしてだか、上手く息ができないんだ

いま、何してる?
元気?
また、くだらない話を一緒にしたいな
あの日みたいに笑い合いたいな

教室は息苦しくて、
なんだか僕のとこだけ酸素が薄いみたい
過呼吸すら心地いいんだ

ねぇ、会いたいな

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変なやつ

なぁ、お前さ、なんでそんな笑ってんの
キツいんだったら逃げればいいじゃん
しんどいんだったら泣けばいいじゃん

なんて言ったら、
あいつはどんな顔するんだろ
困った顔して、いつものように
へらへら、笑うんだろうか

考えてる間にもあいつは
罵声と暴力のなかで
へらへら、笑って

今にも泣き出しそうな顔で
へらへら、笑って

…あぁ、最悪だ
泣きそうなあいつを見ても
なにも出来ないなんて

今、あいつに話しかけて、
あいつの手を取って、
ここから逃げ出せればいいのに

………だめだ、ダメだ、ダメだ、駄目だ!

こんなんじゃ、
一生、傍観者のまんまだ
ずっと、見て見ぬふりして生きるのか?
嫌だ、絶対にそんなのは嫌だっ

神様、今だけでいい
今だけでいいから
臆病な自分に、勇気を下さい

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宝石

とある飲食店へ行った
隣のテーブル席は家族連れ

母が「かわいいね」と言った
視線の先に1歳くらいの男の子
私も「かわいいね」と頷いた

しばらくして母が
「早く私にも孫の顔見せてね」
そう言ったのだが
私は「うん」も言えない頷けない

母から目を逸らすと
かわいい男の子と目が合った
その円らな宝石を憎いと思ったこと
悪かったねごめんね坊や