“オランダ坂”を上って
思わず来てしまった
海を見下ろす白い教会
遅れて席につけば
新郎新婦は目の前をゆく
はにかんだ笑顔 昔のままだわ
学生時代の思い出が今
走馬灯のようによみがえる…
いつかあなたと組んだ腕
眩しい彼女のもの
果たせなかった約束は
青いブーケに変えて
必死で涙 堪える私を
胸の奥で見つめて
気付かないふりをして
そしてもう二度と会わないわ
終りを告げる鐘が今
街じゅうに鳴り響く…
いちばん好きだった人とは
結ばれないの
ステンドグラスに今
やさしい光が差し込む…
心の中でそっとつぶやいた
“さよなら”と
焦るほどの余裕がある時には、焦らなくても大丈夫だし、焦る必要がある時には、焦ることができるほどの心の余裕なんてとっくに無くなってる。
結論として、焦る事なんて何一つ無い。
ボムチッ、ボムチッ、ボムチッ
熱くてうまい
シュシュカ、シュシュカ
冷たくてうまい
フー ジュッ
苦くて辛い
カラタッ、カラタッ、カラタッ
硬くて暗い
ヘコむのにカタイ
カタイのにヘコむ
ためるためるたメルためる タメルタメルタメルためるた
カタイ 壊れない ためる 壊れない ためる
コンッ
こわれた
コ……わ$¥¥¥¥$+☆>レタ
溶かして
カタメて
こわした
車を駐めるような感覚で
わたしの感情を一時的に
置いといてくれないかな
そんな場所があるならば
世界はもっと優しくなる
あなたと私
それは太陽と月のようで
あなたが東に昇るとき
私は西に沈んでく
あなたが夜空を照らすとき
私は地球の反対側
そんなすれ違うあなたと私
でもね一度だけあなたに会えるんだ
『金環日食』それはあなたと私が
唯一重なることができる日
だからその日が来るまで
今日も明日も私はここで
誰かの夜を照らしながら
待っているね