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林檎飴

貴方が差し出してくれた それは甘い罠
  絶望 悲観 感傷 悲嘆 妬み
誰も教えてはくれない 毒の入った林檎
 希望 楽観 からの そのまた絶望

せっかく実った果実は 堕ちていく
一瞬 綺麗に舞って 突き落とされる

もう目を覚ます時間 脳内時計は止まったまま
もう時期はきている 四季も同じように

どろどろと溶けていく ダラダラと零れていく
刹那の間 儚く煌めき 炎に煽られる

もう目を覚ます時間 体内時計は狂ったまま
もう時期は来ている 死期だって同じように

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アレルギぃ

ありふれた言葉では
慰められない夜もあって
「好き」って魔法 やたら敏感
蟹や猫のそれと似てる
去年の今頃どうしてたかな
今年の私はティッシュが手放せない
ワッツアップ?細胞
アイが痒くて堪らないぜ

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もはや悟り

僕がただいまと言うと
君がおかえりなさいと
抱きしめてくれるんだ

夕飯もう出来てるよと
ピンクのエプロン姿で
君が笑ってくれるんだ

僕をおこちゃま扱いで
ドリアをふぅふぅして
あ〜んしてくれるんだ

決して嘘じゃないんだ
きっとこの世界も真実
否定しなくてもいいさ

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FUNNY DAYS

温もりを感じる程
I become sad
羨ましくなって
愛よ、Come さあ

それは lucky funny days
忘れられるまで忘れよう


慰め求めて I go to listen
あら確かに安心 でも
握り拳くらいの安らぎと
ほんの少しの違和感

ほっとけないなあ、なんて
みっともないなあ。
ちっぽけだった
思ってたよりずっと

温もりを感じる程
I become sad
羨ましくなって
愛よ、Come さあ

それは lucky funny days
忘れられるまで忘れよう


繋がり求めて I go to leave
あら微かに乱心 でも
握り拳くらいの安らぎと
抱えるくらいの違和感

ほっとけないなあ、
なんてみっともないmatter
ちっぽけだった
思ってたよりずっと

ほっとけないなあ、なんて
I mean it of money なあ?
ちっぽけだった
思ってるよりずっと

温もりを感じる程
I become sad
羨ましくなって
愛よ、Come さあ

それは lucky funny days
忘れられるまで覚えてよう


再生可能エネルギー
才、性or脳 え?寝る気?
人種差別撤廃条約
ジン酒さ 別で勘定やる

どいつもこいつもhas funny days
俺らもenjoy such funny days

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ちぇりーぶろっさむ

君が唯一桜だけは好きな花だと言ったから
私は桜を見て泣く羽目になった
桜は、好きじゃない、なんて思いたくなかった

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手紙

春もののコートに
      みをつつみ
きみのことばに
      めをつつみ
まにあいますように
きもちが あなたの あしたの 先に

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全能を生きる少女

真っ直ぐに歪んでゆく愛の果て、貴方は王に恋をする。
この世の全てを見通し、こなして、未来も手玉に取る。
そんな貴方にも、知らない事はあったのです。
それを恋と己の未来。
愛を知りながら、恋を知らずの少女が、
今日という日に、美しい翼を広げ飛び立つ。
とっても狭くて、とっても暖かい、
人の数だけある空の果て、やはり貴方は王に恋をする。
きっと、この恋に敗れる事は有り得ない。
未来を見通す貴方は、きっと見ないから。
残酷な終わりが待っている未来なんて見ないから。
結末は残酷で、それでも貴方は王に恋をする。
だって貴方は既に、

『壊れているもの』

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通学路の桜を見て 貴方のことを思い出した

貴方にとって私は どのような存在なのだろう

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手紙

気付かれないかもしれない
だいすきの4文字

届かないかもしれない
水色の手紙


リュックに入れて歩く最後の月曜日
もう無いかもしれない最後の月曜日

貴方のこと考えると夜も眠れなくて
でも貴方は私じゃない誰かのこと考えて眠れないんだよね?

気付かれないかもしれない
だいすきの4文字

届かないかもしれない
水色の手紙

水色の手紙。

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色々書いたけど簡潔にいうと、

目が合ったくせに逸らして
やっぱり後悔すると思って
低い声で放ったこんにちは
少し目を見開いた貴女から
無事返ってきたこんにちは
それだけが私の生きがいで
ああ私は今日も生きている
って大袈裟じゃなくて本当
そう実感しているんだけど
どうして驚いた顔をしたの
それが気になって仕方ない
相変わらずのマイナス思考
でもそうやってまた貴女の
ことを考える時間が特別で
今日もまた心で呟くよ好き

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ひみつ

神さまのまぶたをすべり降りて
だれかの捨てた傘で雨宿りした日
ちぎれた靴紐もうまく使えた     
まだ朝がやさしかったころ

きみがきらいだと言った歌をならべて
三等星のかけらをそうっとほどく
引っかいた右腕の内側
思い出せない涙に意味があっても
きみには関係のないことだよ
街のはずれの病院まで 
散歩するような調子で来るなよ

ぼくを切りつけたナイフを掴んで
刃を折るような夢をみた
馴染みの野良猫のリズムとかくれんぼ     
どうしてもゆるせない笑いかたがあるんだ
きみに送る手紙には書かなかったこと
生きているだけじゃすこし足りなくて
午睡のトーンできらめく棘にあこがれている

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      アイデンティティ

果てるのか? 止まるのか? 夢と現実の狭間で
朽ちるのか? 終わるのか? まだいい所なのに

心臓を揺らしながら 情景をなぞって恋焦がれる
電車に揺られながら 変わりゆく景色を眺めてる
懐かしいあれもこれも 全部持っていけるのかな
がらんどうの深層心理は 誰かが推し量れるのか

このラストラウンドで 赫い華が咲き乱れて散る
今宵誰も彼もが 永遠に諸行無常を疎みつづける
切ってもきれない関係性に 嫌気が差してきても
恨み続けるしか為す術がないなら 用は無いんだ

明けても暮れても 同じ日を繰り返すプログラム
嗚呼 昨日今日と代わり映えのない日々に花束を
甘いも酸いも味わってみないと わからないのに
俗世の人間は何処か知ったふりして 曖昧を享受

繰り返す波に揺られるプリズム 重力に翻弄され
なにも色を写さないわりには 色彩を吐きたがる
複雑にハーモニーをなして 不安げに転がってる
単純な心理も忘れ去られ 不満げに撒き散らした

その貧相な心情は 誰にも救えるものではないが
その心意気次第では 存外にどうにでもなるかも

果てるのか? 止まるのか? 正夢と悪夢の間で
朽ちるのか? 終わるのか? 死に花が咲く前に
落ちるのか? 拒むのか? 赫く濡れた手のまま
果てるのか? 止まるのか? 罪と義の境界線で