またここでも、ひとりになってて
距離を感じる ただの肩書きなのに
意識のないまま帰ってつけたテレビで
大好きな歌がながれてる
10年前のわたしも泣いている
「こんにちは。」
いつもの窓へ向かう途中、新しく赴任してきた先生とすれ違った。
“今日からこの学校に赴任してきました。わからないこともあると思いますがよろしく。”
「そうですか。よろしくお願いします。」
私はそっけない挨拶をして窓辺へ向かう。
窓の外を眺めていると、いつもの声がする。
『今日はまた一段と悲しそうな顔をしてるな。』
「先生、やっほ。そう??」
先生は隣に座る。
『さっき、新しく赴任してきた先生に会っただろ?』
「うん、若い男の人だった。」
『そいつと話した。挨拶してくれたけどそっけない女子生徒がいたって。』
先生はそう言うと、怪しく笑う。
『私はそれが誰かを知っている。君だろう(笑)?』
「先生、先に答え合わせしちゃったよね(笑)?」
『いいや、若い男の人としか聞いてない。』
「先生、天の邪鬼ね(笑)。その人、どんな人だった?」
『今日はスーツ来てた、確か赤色のネクタイ。』
「あ〜、それ私だわ。さっき会った人。」
『やっぱりな(笑)。新しい先生は不満か?』
「不満ではない、というかまだ話してないからわかんないよ(笑)。」
『じゃあなんでそんなそっけないんだ?』
「学校って嫌いなんだよね。今更だけど(笑)。」
『それは知ってるさ。君の事はなんでもとは言わないが知ってるつもりだ。』
「私は、学校のそっけない感じが嫌いなの。バイバイする先生の扱い酷すぎない?だから、新しく来る先生も初めは警戒しとくの。」
『じゃあ、嫌いという訳ではないんだな(笑)?』
先生は可愛らしくニコッと笑う。
「好きか嫌いかはこれから決める。」
『私のことは好きか?嫌い?』
「どっちかというと嫌いかな〜。」
『え、、こんなに話してくれるのにか!?』
「嘘、嘘(笑)。好きよ。大好きな先生(笑)!」
『からかわないでくれ(笑)。』
先生は恥ずかしそうに笑う。
「ごめんごめん(笑)。」
私は先生の事をからかいながら笑った。
そして舞い落ちる桜の花びらを掴もうと手を伸ばした。
窓を開けて、大空を見上げて見よう
あの雲に乗った思い出たち 時と風に揺れている
慣れた街並みに別れを告げ、電車で遠くの街へ
見つけた雲が手招きをして、なぜか私を呼んでる
「いつでも帰っておいで」ここが君のplace
何かあったら頼ってよ 君は 一人じゃない
泣いたり 笑ったり ありのままの君が一番よ
君なら大丈夫 いつでもそばにいる
あんまり君がかわいいから
ついついイジワルしたくなっちゃう
困った顔、怒った顔
全部、全部、愛しくて
大好きだから
ねぇ、僕は君のこと大好きだよ
君も僕のこと、大好きだよね?
だったら、もっとイジワルしていい?
昨晩の夢でつかれた嘘
今でも信じている理想
興味ないからあ、そう
妄想をうっかり誤送信
あまりに早すぎる助走
何だかんだゴールイン
当然そんなことは無く