通学路に桜並木があるんですけど、散っていく桜が綺麗でした。でも、人知れず散った桜の花びらもあるわけで、誰にも見られずに散って道に落ちている花びらのことを思うとなんだか泣きそうになるので、地面も見ながら歩きました。
大丈夫、わたしが見ていたよ。あなたたちも綺麗だよ。
先生の部屋の前を通ろうとすると、部屋の中から“ガタッゴト”と音がしたので、先生の部屋を2回ノックする。
何かを隠そうとする音がして、“バサッ”と羽音がする。
「先生〜??私〜。」
『なんだ、君か。入っておいで。』
私は扉から少し顔を出す。
「何してるの?」
『頼む、先に扉を閉めてくれ。』
「あ〜、ごめんごめん。」
私は部屋に入り、扉を閉める。
『内緒だぞ?』
「もちろん、秘密。」
私が人差し指を口元に持っていったのを確認すると、鳥かごを取り出す。
「えっ、羽根の生えた悪魔??」
『いや、これは妖精だ。』
「これが??私の想像とは違うな〜……。」
『こっちの世界と魔法が使える世界では勘違いしている事が多いんだ。』
「今日はなんでこの子を??」
『ほら、覚えてるか?梟の郵便屋さん。』
「覚えてるよ。いつもの窓のとこから飛ばしたよね。」
『あぁ。その梟が連れてきた。』
「ん?なんで?」
『こっちの世界に迷い込んだから探せと命令だ。』
「それ、先生の仕事なんだね?」
『こっちの世界に来ている魔法使いは少ないからな。』
そう言うと先生は、笛で梟を呼ぶ。
「久しぶりに先生が魔法使ってるの見た。」
『まだ魔法使ってないがな(笑)。』
「え〜、十分魔法だよ(笑)。」
先生は、窓にとまった梟に妖精が入った鳥かごを持たせると、窓から梟を飛ばす。
「これで、あの子は魔法の世界に帰れるの?」
『あぁ。もうここには来ないだろう。』
「ねぇ、先生?久しぶりに魔法の薬学見せてよ(笑)。」
私は、先生の事を手伝いながら新しい魔法の薬学を見せてもらった。
魔法の薬を作り終えた頃、開けていた窓から1通の手紙が降ってきたのに気づいたのは、片付けが終わったあとだった。
詩を描くことが怖いと思うことも、あるよ。
詩を描くなんて無理だと思う日も、あるよ。
詩を描かずに終える日も、多くなったよ。
詩を描くことが趣味だなんて云えないよ。
だけどいつかまた、詩を描くよ。
おやすみ、素敵な詩人たち。
「先生、質問です
何で涙はしょっぱいんでしょうか
誰かが僕の涙腺に塩を振ったんですか
それとも、神様の嫌がらせですか
それとも、悲しみの味を知る人に
なって欲しいと言うママの仕業ですか」
無けりゃよかったよ、
別に欲しくなかったよ
振り払っても写り込むんだよ
君の大袈裟な身振り手振りが
溢れないように
染みをつくらないように
お気に入りが汚れないように
溺れてしまわないように
アップアップになって
僕の肺が君だらけになって
苦しくならないように
寂しくない
悲しくない
ただ虚しく
ただ涙だけ
流れ流れて
消えたくなるの
不幸じゃない
孤独じゃない
ただ美しくて
ただ感情だけ
流れ溢れだし
消えたくなるの
涙が流れるのは
去っていくのは
忘れていくのは
貴方のせいじゃない
私のせいじゃない
泣きたくなるの
破顔って。
友達がかぶってる仮面を今すぐ引っぺがして、素顔を見たい そう思ったこと何度もあった でも無理だね やっぱり怖い 疑っちゃう自分が嫌だ 青いタヌキロボットくんのポケットからも、素顔を見れる道具は出てこない気がする(自分勝手な想像)
はじめから期待してなかった
って自分には嘘つかないでよ
本当は少し期待しちゃってた
だから涙が止まらないんだよ