私は誰もいない大広間で居眠りをしていた。
気付いたときには、腕を枕にして、顔を横に向けぐっすりと眠ってしまっていた。
『よだれ垂らしてる。』
先生がそう言ったので、私はチャイムがなったときに起きるように、ハッとして、口元を拭った。
少しの間戸惑っていると、先生は口をひらく。
『ごめん、嘘。』
「も〜!!!ほんとに焦った!!!」
『なんでこんなとこで寝てんだ(笑)?』
「ついうとうとしちゃって、そのまま寝てた。」
『せめて部屋で寝ろよ(笑)。』
「いや〜、部屋でもベッドあるのに床の上で寝ちゃうとかあるでしょ?」
『私はベッドまでちゃんと行くが?』
「え?本当!?うっそだぁ〜!!」
『なんでそこで嘘つくんだ(笑)?』
「それもそうか(笑)。私は暖房の前で温まってると寝ちゃってるのよ(笑)。」
そう言いながらわたしは背伸びをする。
『まぁ、早く寝ることだな。』
「う〜ん。どんだけ寝ても眠いものは眠いのよね(笑)。」
『まだ若いって事なんじゃないか(笑)?』
「何それ(笑)。でも確かに私、幼稚園生くらい寝てると思う(笑)。」
『それはそれで良いことだよ(笑)。ほら、そんなとこに座ったままじゃなくて部屋に帰るぞ?寮の扉までは送ってやる。』
「はーい。」
『今日は素直だな(笑)。』
「部屋に帰ってまた寝ます(笑)。」
私は立ち上がって、先生をチラッと見る。
『寝過ぎも良くないからな(笑)?』
「わかってる〜!!」
私達は廊下を進みながら、今までに、見た夢の話で盛り上がっていた。
まあ、ここから抜け出して・・・あれ?えいっ!!えいっ!!・・・
だめだ。え?ヤバいよね?大丈夫じゃないよね!?
ええいっ!こうなりゃ仕方ない!「真空魔法」!!!
この魔法は相手の周囲の空気を全て消す魔法。その応用だ。
ぶっちゃけムズい。でも私なら出来るのだ!!!わっはっは!!!
あ、そろそろええかな。えいっ!!脱っ出!!!おわあっ!?何!?
足掴まれた!?誰!?変態!! ・・・砂だ。砂が私の足を掴んでる。
はっ!?これはもしやサンドトラッパーか!?
このモンスターは名の通り砂の罠だ。平原に砂漠はおかしいって思ってたんだよ!!
こうなったら「水流弾」!!「弾」シリーズ水version!!!
どうだおらぁ!!っておい!?おま、飲んでんの!?
そりゃねえぜ!!砂には水だろ!?それを飲んでどうする!?
もうこうなったら力ずくで・・・「圧縮空気弾」!!名前が長い!!
これは普通の30倍の圧力の空気が飛んでく魔法だ!!おら!!食らえ!!!
あああ!!!あいつの体も飛んでった!!!やっべえ!!向こう街あるじゃん!!!
ええいっ!!「吸収」スキルですってやるー!!!って、んん!?
あれは・・・人!?がモンスターの体を・・・消した!?
固まる私に気づいたのか、こちらに寄ってくる。
「あのー、東の街のアルバンってどっちですかね?
ほら、一面景色が同じだから方角なんて分からないじゃないですか?」
彼女はそう言った。彼女はサミルというらしい。
昔は高名な魔法使いだったが、誤って城に爆炎魔法をぶっ放したらしい。
いや、どうやったらミスるんだよ・・・?
そう聞くと彼女はいった。
「何ででしょう?」
こっちが聞きたいよ・・・
続く
行き場のない雨の涙
まるで世界が泣いてるみたい。
無機質な部屋の角に涙色の花が咲く。
独りでいることに慣れて でもやっぱり寂しくて 自分のひねくれた性格が 友達作りの邪魔者 「普通」になりたかった 自分の「普通」が他人の「異常」と気付いてから ずっと
私たちは、人間である。
外見や性格が違っていても人間。
これを見ているのも人間。
これを書いているのも人間。
ニュースで原稿を読んでいるのも人間。
ニュースで読まれているのも人間。
差別しているのも、いじめているのも、人間。
差別されているのも、いじめられているのも、人間。
それを見て悲しんでいるのも人間。
そこで笑っている君も、泣いている君も、人間。
人を泣かせるのも人間。
人を笑わせるのも人間。
人を助けるのも人間。
逝くその時まで、生きるのも人間。
誰関係なく生きてほしいと思うのも人間。
誰関係なく生きてほしいと思われるのも人間。
人間と呼ばれるものは全て人間。
伝えることの出来ぬだいすき
行き場無きだいすきは本日も
日記の締めの言葉に使われる
つくり笑いが本当の笑顔 じゃあ本当の笑顔はどこに行ったの? 他の人のトコロがいいって去っていったの? 帰ってきて 何年後でもいいから